2024年の国内ゲーム市場規模は約2.4兆円に上り、その約7割がスマホやタブレットなどオンラインプラットフォームで遊ぶゲームが占め、市場の中心的存在となっています。
出典:https://group.kadokawa.co.jp/information/promotional_topics/article-12857.html
こうした中、2025年12月18日、スマホソフトウェア競争促進法(スマホ法)が施行され、スマホアプリの課金・決済に関する選択肢が大きく広がりました。公式ストアの決済システムに加えて、アプリ内で外部の決済システムを選択できるようになり、さらにアプリ内から外部Webサイトへ遷移して課金を行う「アプリ外課金」も可能となったため、ゲーム事業者にとってはどの決済手段を採用すべきかが新たな検討ポイントとなっています。
本記事では、当社が実施したアンケート結果をもとに、スマホゲームアプリの課金状況や人気の決済手段、アプリ外課金への意向のほか、ゲーム事業者さまが押さえておくべき決済導入のポイントについて、解説します。
スマホ法については、以下の記事で詳しく説明しております。
スマホ法で何が変わる?アプリ外決済の導入ポイントも解説 | SBペイメントサービス
目次
【調査概要】スマホゲームの利用者1,673人にアンケートを実施
2025年、SBペイメントサービスは普段からスマホゲームアプリをプレーしている男女1,673人に、スマホゲームアプリの利用・課金状況に関するアンケート調査を実施しました。
回答者の割合は男性48.5%、女性51.5%となっており、年齢層は10~60代以上と幅広く集計しています。
- ※集計期間:2025年3月19日~4月9日

【調査結果1】回答者全体の35.2%がスマホゲームアプリに課金
スマホゲームアプリに課金している方の割合は、アンケート回答者全体の35.2%という結果でした。男性では20代・30代、女性では20代の50%以上が、課金していると回答しています。全体としては男女とも若年層ほど課金しやすい傾向が見られます。
さらに性別による特徴を見ると、男性のほうが課金率が高く、特に 30代、40代で顕著に差が生じていることがわかります。この背景には、可処分所得の違いやライフステージの変化によるゲームプレー時間の取りやすさなどが影響していると推察できます。なお、1ヵ月間の平均課金額が最も高い(30,000円以上)年代は、男性の30代で5.6%、女性の20代で5.8%となっています。若年層は男女とも課金率・課金額の両面でゲーム市場を支える重要な層といえるでしょう。
【男女・年代別】スマホゲームアプリの1ヵ月間の平均課金額

ジャンル別の課金率の1位は「アドベンチャーゲーム」
スマホゲームアプリの1ヵ月間の課金状況をジャンル別で見ると、課金率が最も高かったのは「アドベンチャーゲーム」(64.5%)で、次に「シューティング・バトルロイヤルゲーム」(64%)という結果でした。
そのほか、「アクションゲーム」「位置情報ゲーム」「ロールプレイングゲーム」「シミュレーション・ストラテジーゲーム」なども課金率が高いという結果が出ています。
一方、30,000円以上課金する割合に注目すると順位がやや異なり、「アドベンチャーゲーム」が8.8%、「シューティング・バトルロイヤルゲーム」が8.5%であるのに対し、「リズムゲーム」が10.9%という結果になりました。全体の課金率は低いながらも、「リズムゲーム」は高額課金に繋がりやすいコアユーザーが多いジャンルであることがわかります。
【ジャンル別】スマホゲームアプリの1ヵ月間の平均課金額

起床後にスマホゲームアプリをプレーする人が最も課金割合が高い
プレーするタイミング別でスマホゲームアプリへの課金状況を伺ったところ、「起床後」にプレーする人の課金率が71.9%と最も高い結果となりました。
この背景には、朝が「能動的にゲームをプレーする時間帯」であることや、デイリー更新・イベント切り替えなどゲーム内の重要な更新が朝に集中しやすいことが影響していると考えられます。
朝にスマホゲームアプリを起動すると、新しいガチャやログインボーナスなどの刺激が目に入りやすく、そのまま課金行動につながる流れも生まれやすいといえるでしょう。
【プレータイミング別】スマホゲームアプリの1ヵ月間の平均課金額

【調査結果2】スマホゲームアプリへの課金目的の多くはイベント参加や限定アイテムのため
スマホゲームアプリに課金する目的は、20代男性を除く全年代で「ゲーム内イベントへの参加や限定アイテムの入手のため」が1位で、20代男性でも2位に入り、全年代で高いニーズがあることがわかります。なお、20代男性の理由の1位は、「ゲームの進行を加速するため」という結果になっています。
ほかには、「ゲーム内でのアピール・モチベーション向上のため」「広告を非表示にするため」など、没入度を高める目的も多く挙げられており、課金行動はゲームへの主体的な関与の高さに支えられている といえます。
【年代別】スマホゲームアプリの課金目的(男性)

【年代別】スマホゲームアプリの課金目的(女性)

【調査結果3】スマホゲームアプリの決済手段はクレジットカード決済が1位
スマホゲームアプリへの課金などで利用している決済手段は、「クレジットカード決済」(41.5%)が1位でした。次いで、「PayPay」(28.8%)、「ギフトカード・残高」(25%)がよく利用されています。
スマホゲームアプリの課金や購入で利用している決済手段

性別・年代別に見ると、利用する決済手段には特徴的な違いがあります。男性の10代では「PayPay」と「ギフトカード・残高」がともに36.4%で同率1位となり、ほかの年代のようにクレジットカード決済が最上位ではありません。その一方で、男性の30~50代ではクレジットカード決済の利用が突出しています。また「キャリア決済」や「Google Pay」なども、各年代で一定割合利用されています。
【年代別】スマホゲームアプリの課金や購入で利用している決済手段(男性)

女性の場合、10代、20代は「PayPay」が1位で、10代においては「クレジットカード決済」はランクインしていません。しかし、30代以上になるとクレジットカード決済が1位で、特に50代では2位のPayPayを大きく突き放しています。
【年代別】スマホゲームアプリの課金や購入で利用している決済手段(女性)

こうした結果から、クレジットカード決済は全体で最も支持されている一方、若年層ではPayPayやギフトカードが主要選択肢となるなど、年代によってニーズが大きく分かれることがわかります。
【調査結果4】全年代の24.3%がアプリ外課金の経験あり
スマホゲームアプリに課金する際に、アプリ外のWebサイトで課金した経験がある方は全体の24.3%でした。年代別に見ると、20代が40.6%、30代が34.6%と特に高く、若年~中堅層でアプリ外課金の利用が進んでいることがわかります。
【年代別】スマホゲームアプリ外のWebサイトでの課金経験の有無

この傾向は前述のとおり、20代、30代が課金率、平均課金額ともに高いことと一致しており、課金意欲の強い層ほど、アプリ外課金の利用にも積極的であると考えられます。
【調査結果5】お得であれば、アプリ外課金を利用したい人は全体の44.2%
アプリ内課金よりも「お得になる」条件が提示された場合、アプリ外課金を利用したいと回答した人は全体の44.2%にのぼりました。
内訳を見ると、「とてもしたい」人が15.0%、「簡単に遷移できるならしたい」人が29.2%となっており、アプリ外課金は潜在的な選択肢として一定の支持を得ていることがわかります。
これは、前段で示した「実際のアプリ外課金経験者が24.3%」という結果と比較すると、"未経験だが条件次第で使ってみたい層"が相当数存在することを示唆しています。
また年代別に見ると、20代・30代の利用意向の高さが際立つ結果となりました。一方、40代では利用意向はやや低下し、50代・60代以上では「利用したくない」「わからない」と回答する割合が増加します。
このことから、年代が上がるにつれて、価格メリットよりも安心感や慣れた課金導線を重視する傾向が強まると考えられます。
【年代別】アプリ内課金よりお得な場合のアプリ外課金の利用意向

【調査結果6】課金をしない人の25.4%が、アプリ外課金なら利用意向あり
次に、普段課金をしていない層に着目すると、そのうち25.4%が「アプリ外課金であれば利用したい」と回答しました。これは、アプリ内課金に対して価格が高いと感じていたり、課金導線に抵抗感があるといった理由から課金を控えていることが推察されます。
ただし、こういった課金をしていない層であっても「お得さ」や「安心感」が担保されれば課金行動に転じる可能性があることを示しています。
このことから、アプリ外課金は既存課金ユーザーの「よりお得な選択肢」にとどまらず、これまで取り込めていなかったユーザー層への新たな接点としても機能する可能性があると言えます。
【月平均課金額別】アプリ内課金よりお得な場合のアプリ外課金の利用意向

【調査結果7】アプリ外課金で利用したい決済手段はPayPayが人気
「アプリ外課金で利用したい決済手段」は、男性の10代、20代で「PayPay」が1位でした。一方、30代以上の年代では、「クレジットカード決済」が1位となり、年代によって好まれる決済手段が大きく異なる傾向が見られます。
【年代別】アプリ外課金で利用したい決済手段(男性)

女性では60代以上では「クレジットカード決済」が1位でしたが、それ以外の年代では「PayPay」が1位となっており、満遍なく女性からの支持が高いことがうかがえました。
【年代別】アプリ外課金で利用したい決済手段(女性)

全体的に「PayPay」を支持する層が多く、特に若い世代では「PayPay」の人気が圧倒的に高いことがわかります。
ほかには、「楽天ペイ」「電子マネー決済」「キャリア決済」を利用したいという回答もあり、利便性の高い決済手段が求められている様子がうかがえます。
スマホゲームアプリの決済手段を導入する際のポイント
ここまで、スマホゲームアプリ利用者が利用する決済手段について、アンケート結果をもとに解説しました。ECサイトなどと同様、「クレジットカード決済」の利用率が高い傾向があるため、スマホゲームアプリの事業者さまは優先的に導入すべきといえるでしょう。
一方で、アプリ外課金では「PayPay」を利用したいという回答が幅広く見られました。アプリ外課金への対応を検討する際は、「PayPay」はもちろん、「楽天ペイ」や「キャリア決済」など若年層との相性が良い決済手段も合わせて導入することが重要です。
アプリ外課金については、以下の記事で詳しく説明しております。
アプリ外課金とは?事業者必見!メリット・デメリットや検討のポイントを解説 | SBペイメントサービス
SBペイメントサービスが選ばれる理由
SBペイメントサービスでは、スマホゲームアプリの決済手段として人気の「クレジットカード決済」をはじめ、「PayPay」や「キャリア決済」のほか、若年層のお客さまから人気のある「プリペイドカード決済」もご提供しています。
また、ゲーム業界での決済手段の導入実績は、アプリ外課金を含めて豊富にあります。アプリ外課金を導入される際には、SBペイメントサービスにご相談ください。

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また、今回ご紹介したアンケート調査の結果は、以下のページからダウンロードできます。アプリ外課金の導入を検討されている事業者さまは、ぜひ参考にしてください。
よくあるご質問
- Q.
- スマホゲームアプリの課金状況は?
- A.
- SBペイメントサービスが2025年に行ったアンケートでは、スマホゲームアプリに課金している方の割合は35.2%でした。全体的には、女性よりも男性のほうが課金する傾向が強く、20代、30代では50%を超えています。女性では20代のみが50%を超えました。
- Q.
- スマホゲームアプリで最も利用されている決済手段は?
- A.
- スマホゲームアプリの決済手段で最も多いのは「クレジットカード決済」で、全体の41.5%が利用しています。次に「PayPay」(28.8%)、「ギフトカード・残高」(25%)が続きます。なお、「PayPay」は、男女ともに10代、20代で人気が高い決済手段です。
- Q.
- スマホゲームアプリ利用者のアプリ外課金に対する意向は?
- A.
- まず、スマホゲームアプリでのアプリ外課金を利用したことがある方は、全体の24.3%でした。アプリ外課金で利用したい決済手段は「クレジットカード決済」「PayPay」が人気です。スマホゲームアプリの事業者さまにとっては、これらの決済手段を導入することが事業成長のカギとなるでしょう。
その他のご不明点はFAQ よくあるご質問をご確認ください。
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