法人が毎月支払う社会保険料は負担額が大きいうえ、社会保険適用の適用範囲が段階的に拡大されていることから、資金繰りに影響を与えやすい固定費となっています。社会保険料のクレジットカード払いは、資金繰り改善の手段として注目されていますが、従来の納付方法ではクレジットカード決済に対応していません。
そこで注目を集めているのが、請求書カード払いを活用した社会保険料のクレジットカード払いです。当コラムでは、法人の社会保険料をクレジットカード払いで支払う方法や、そのメリット・デメリットや注意点をわかりやすく解説いたします。
SBPS請求書カード払い
「手元の資金が一時的に不足し、外注費や仕入れ費用の支払いが遅れそう」「急な支払いが発生した」「キャッシュフローを改善したい」そんなお悩みありませんか?
SBペイメントサービスが提供するSBPS請求書カード払いで、支払いを最大60日先延ばしすることが可能です。
目次
法人の社会保険料はクレジットカード払いできる?
法人の社会保険料をクレジットカード払いにする方法について、まずは次のポイントから解説いたします。
- 従来の納付方法ではクレジットカード払い不可
- クレジットカード払いのニーズが高まった理由
- 請求書カード払いで実質的なクレジットカード払いが可能に
従来の納付方法ではクレジットカード払い不可
法人の社会保険料の納付方法は次のとおりです。
- 口座振替
- 納付書による窓口納付
- インターネットバンキングなどの電子納付
クレジットカード払いには対応していないため、納付日に合わせてまとまった資金を準備する必要があります。従業員数が多いほど社会保険料の納付額も大きくなるため、資金繰りへの影響は決して小さくありません。
法人の社会保険料負担が増加した背景
社会保険料のクレジットカード払いが注目されている背景には、社会保険制度の変化があります。社会保険の適用対象は段階的に拡大しており、短時間労働者も加入対象となりました。その結果、社会保険料が増加して法人が資金繰りに課題を抱えやすい状況となっています。社会保険料をクレジットカード払いで納付できれば、実際の資金流出をクレジットカードの請求日まで先送り可能になるため、キャッシュフローの改善につながります。
請求書カード払いで実質的なクレジットカード払いが可能に
請求書カード払いを利用することで、社会保険料を実質的にクレジットカード決済できるようになります。請求書カード払いとは、本来クレジットカード決済に対応していない請求書や納付書などの支払いを、クレジットカードで行えるようにするサービスです。
近年では、SBペイメントサービスの「SBPS請求書カード払い」のように、社会保険料に対応したサービスが増えています。請求書カード払いの仕組みやメリットについては、以下の記事で詳しく説明しております。

請求書カード払いとは?仕組みやメリット・デメリット、サービスの選び方までまるっと解説
請求書カード払いを利用した社会保険料の納付手順
法人の社会保険料に請求書カード払いを利用する場合、次のような流れで決済を行うことになります。
請求書カード払いの仕組み
- 事業者さまが納付書情報を請求書カード払いサービスに登録する
- 事業者さまがクレジットカードで決済する
- 請求書カード払いサービス提供事業者が社会保険料の収納機関へ立替納付する
- クレジットカードの支払い日に納付額が引き落とされる
従来の納付方法では、事業者さまが社会保険料の収納機関に直接納付していましたが、これを請求書カード払いのサービス提供事業者が一時的に建て替える形になります。
法人が社会保険料をクレジットカード払いにするメリット
法人が請求書カード払いを利用し、社会保険料を実質的にクレジットカード払いにすることで、次のようなメリットが期待できます。
- キャッシュフローの改善
- 社会保険料の滞納リスクの軽減
- ポイントやマイルの活用
- 経理業務の効率化
キャッシュフローの改善
法人の社会保険料をクレジットカード払いにすることで、実際の資金流出をクレジットカードの引き落とし日まで先送りできます。クレジットカードの締め日や支払い日によっては、社会保険の納付日から最大60日間も猶予が生まれます。
その間は手元資金を確保できるため、設備投資や給与支払いなどの支出に対応しやすくなります。特に売掛金の回収までの期間が長い場合や、時期によって資金繰りが変動しやすい場合は、キャッシュフロー改善の効果的な手段となるでしょう。
社会保険料の滞納リスクの軽減
売掛金の入金遅延や想定外の支出などで一時的に手元資金が不足すると、キャッシュフローが悪化し、社会保険料の納付に影響が生じる可能性があります。万が一、社会保険料を滞納してしまうと差し押さえの執行リスクがあり、社会的な信用失墜につながりかねません。社会保険料のクレジットカード決済で資金繰りを調整できれば、滞納リスクを減らせます。
ポイントやマイルの活用
社会保険料をクレジットカード払いにすることで、ポイントやマイルなどを活用しやすくなります。社会保険料の納付では、比較的高額な決済が継続的に発生するため、年間で見ると還元額が大きくなり、その他の経費に充当して実質的な経費削減を図れます。
例えば、還元率1%の法人カードで毎月100万円の社会保険料を決済した場合、年間で12万円相当のポイントを獲得できます。ただし、クレジットカード会社によっては一部の支払いがポイント付与対象外となることもあるため、事前に還元条件の確認が必要です。
経理業務の効率化
請求書カード払いサービスを活用することで、社会保険料に加えて家賃や外注費、仕入れ代金まで決済をクレジットカードに一本化できます。支払い履歴をクレジットカードの利用明細で一元管理できるため、経費管理や会計処理の効率化につながります。決済スケジュールの管理が煩雑になっている法人ほど、人為的ミスの防止や省力化の効果が高まるでしょう。
なお、B2B決済(企業間決済)をクレジットカード払いできるBIPS(請求書カード払い)については、以下の記事で詳しく説明しております。

BIPS(BPSP)とは?請求書カード払いの仕組みやメリット、向いている企業
法人の社会保険料をクレジットカード払いするデメリット・注意点
法人の社会保険料をクレジットカード払いにする際は、次のデメリットに注意が必要です。
- 決済手数料の負担
- 利用限度額は利用するクレジットカードに依存
決済手数料の負担
請求書カード払いサービスには所定の決済手数料が発生し、クレジットカードの請求額に上乗せされます。例えば、SBペイメントサービスの「SBPS請求書カード払い」では、手数料は通常3%です。そのため、ポイント還元や資金繰り改善などのメリットも踏まえ、自社にとって費用対効果が見合うかを確認することが重要です。
利用限度額は利用するクレジットカードに依存
請求書カード払いサービスを利用する場合、利用可能額はクレジットカードの利用限度額に依存します。すでにほかの経費や仕入れ代金の決済に利用している場合や、高額な請求書を継続的に決済する場合などは、限度額不足に陥る可能性があります。そのため、クレジットカードの利用限度額や現在の利用状況を事前に確認しておきましょう。
社会保険料の請求書カード払いの効果を得やすい法人の特徴
次のいずれかに該当する法人は、請求書カード払いを活用することで、資金繰りや支払い管理の改善が期待できます。
- 社会保険料負担の大きい法人
- 成長段階にある法人
- 季節変動の大きい法人
社会保険料負担の大きい法人
毎月の社会保険料は、売上の有無にかかわらず発生する固定費となるため、売掛金の入金前に社会保険料の納付日が到来する場合 、一時的に資金繰りが厳しくなることがあります。従業員数が多い企業ほど社会保険料の負担額が大きくなりますが、支払いタイミングを調整できればキャッシュフローに余裕が生まれやすくなるでしょう。
成長段階にある法人
成長企業は設備投資や広告宣伝費など多くの資金が必要になるため、資金繰りが厳しくなりやすい傾向があります。また、事業拡大に伴って採用数を増やしている場合は、従業員の増加に比例して社会保険料の負担も増えていきます。請求書カード払いによりキャッシュフローに余裕が出るため、手元資金を事業成長のための設備・採用などに投資しやすくなります。
季節変動の大きい法人
観光業や宿泊業、小売業などの業種は売上の季節変動が大きいため、繁忙期と閑散期で資金繰りの状況が変わることがあります。売上が落ち込む時期でも、社会保険料は毎月一定額が発生するため、資金負担を感じるケースも少なくありません。請求書カード払いにより、繁忙期・閑散期による資金繰りの波を平準化しやすくなります。
法人の社会保険料のクレジットカード払いは「SBPS請求書カード払い」で
請求書カード払いサービスを活用することで、法人の社会保険料を実質的にクレジットカード決済できます。これによりキャッシュフローの改善や経理業務の効率化などが図れますが、決済手数料が生じるため、事業者さまの資金計画に合わせて活用することが大切です。
SBペイメントサービスの「SBPS請求書カード払い」は、次のような理由からさまざまな事業者さまに導入されています。
- 外注費や家賃など幅広い支払いにも対応
- 支払いを最大60日間も延長可能
- 初期費用や月額費用無料で導入しやすい
外注費や家賃など幅広い支払いにも対応
「SBPS請求書カード払い」は社会保険料だけでなく、次のような法人の支払いに利用できます。
- 仕入れ代金
- 外注費
- フリーランスへの業務委託費
- オフィスの家賃
請求書が発行されるさまざまな支払いに対応しているため、毎月発生する経費の支払いをクレジットカード決済に一本化できます。
支払いを最大60日間も延長可能
SBPS請求書カード払いでは、実際の資金流出はクレジットカードの請求日となるため、実質的に支払いを最大60日先送りできます。売掛金の入金まで時間がかかる場合や、一時的に設備投資や仕入れで資金が必要な場合でも、手元資金に余裕を持って対応しやすくなります。
初期費用や月額費用無料で導入しやすい
SBPS請求書カード払いは、決済手数料(3%)以外の費用は原則発生しません。初期費用や月額費用がかからないため、コストを抑えて利用できます。さらに、Visa・Mastercard・JCBブランドのクレジットカードに対応しており、多くの法人カードを利用可能です。
「SBPS請求書カード払い」を導入し、社会保険料や企業間決済の支払いにおける選択肢を広げることで、より安定した事業運営が期待できます。各種請求書や社会保険料のクレジットカード決済でお悩みの場合は、この機会にぜひご導入ください。
よくあるご質問
- Q.
- どのような流れで導入できる?
- A.
- 請求書カード払いサービスは、オンラインで申し込みから決済まで完結できるものが多いです。
- 請求書カード払いサービスへのアカウント登録
- クレジットカード情報を登録
- 発行された請求書をシステムに登録
- Q.
- 社会保険料以外の税金も支払える?
- A.
- 法人税などの各種税金の納付には利用できません。社会保険料については以下のように、厚生労働省年金局(収納機関番号:00500)に納付するものに対応可能です。
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 介護保険料
- 船員保険料
- Q.
- 領収書や納付証明書は発行される?
- A.
- 請求書カード払いサービスでは原則発行されませんが、決済時に送付される納付受付メールや収納明細書を、法人の会計処理や税務申告で代替資料として利用できるケースがあります。
その他のご不明点はFAQ よくあるご質問をご確認ください。



