ECサイト・ビジネスモデル

makeshopとは?料金プランや機能、メリット・デメリットを解説

大手IT企業GMOグループが提供する「makeshop」。簡単にECサイトを構築することができ、集客にも強みを発揮するサービスとして知られています。
ここでは、makeshopの概要や特徴のほか、おすすめのECサイト構築サービスについて解説します。

目次

makeshopは、簡単にECサイトを構築できるサービス

2004年にサービスを開始したmakeshopは、簡単にECサイトを構築できるASPのひとつです。
ECプラットフォームのうち、パッケージやオープンソースなどを含まないASPの業界で、2012年から2020年まで9年連続で年間総流通額国内1位をキープしています(2021年3月、GMOメイクショップ株式会社調べ)。

クラウド上で利用できるASP

ASP(Application Service Provider)とは、クラウド上で提供されているソフトウェアをインターネット経由で利用できるサービスです。makeshopのようなショッピングカートサービス以外にも、財務会計、給与計算、営業管理、顧客管理、販売管理、グループウェアなど、さまざまな用途に使用するためのソフトウェアが提供されています。
makeshopは、ECサイトの構築に必要なショッピングカート機能を中心に、商品管理機能や決済機能などを提供するASPです。makeshopのようなASPを利用すれば、簡単かつ安価にECサイトを構築することができます。

makeshopの特徴

makeshopにはどのような特徴があるのでしょうか。ポイントを4つ挙げて解説いたします。

機能が豊富

makeshopには、ECサイトの作成、運用、集客に役立つ651の機能が搭載されています(2022年2月現在)。ASPは機能が限られている傾向がありますが、makeshopの場合は、定期購入、ギフト対応、卸販売などに関する機能をニーズに合わせて選ぶことができます。

特に集客機能が充実

なかでも、makeshopで充実している機能が、集客機能です。SEO設定やSNS連携、メールマガジン配信機能などは基本機能として備わっています。加えて、リターゲティング広告やGoogle商品リスト広告、アフィリエイトなどを利用し、さまざまな方法で集客することができます。また、Yahoo!ショッピング、LINEショッピング、Instagramショッピングなどの外部サイトとの連携も可能です。

カスタマイズ性が高い

makeshopには、使い勝手の良いテンプレートが豊富に用意されています。それだけでなく、HTMLやCSSを使って自由にデザインを変更することも可能です。
さらに、クリエイターモードを利用すれば、お客さまが利用するデバイスのサイズに合ったデザインを表示できる、レスポンシブWebデザインにも対応できます。

サポートが手厚い

サポート体制が手厚いのも、makeshopの人気が高い理由のひとつです。ECサイトの構築と運用のいずれについても、専門のECアドバイザーに無料で相談することができます。

makeshopでECサイトを構築するメリット

makeshopには、ECサイトを構築するうえで便利な機能やサービスが充実しています。具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。

ECサイトの構築・集客・運用機能が豊富

makeshopには、ECサイトの構築から集客、運用までをワンストップで対応できる豊富な機能が搭載されています。ECサイト構築機能だけなく、集客率を上げて売上を高めるための機能も充実している点が魅力です。
具体的な機能としては、スマートフォン対応機能やクレジットカード決済ページの表示機能、ランキング機能、SNS連携機能、リスティング広告のタグの設置機能といったものが挙げられます。Google Analytics 4(GA4)でのアクセス解析にも対応しているため、ECサイトの集客に欠かせないデータの計測・分析・予測が可能です。

ユーザーの利便性向上につながる機能も豊富で、在庫表示機能や会員登録後の自動返信メール機能も利用できます。さらに、会員制ECサイトやポイント付与に対応できるオプション機能もあります。

デザイン性やカスタマイズ性が高い

makeshopは、デザイン性とカスタマイズ性の高さも魅力です。種類の豊富なデザインテンプレートをベースにして、HTMLやCSSを使用してレイアウトを細かくカスタマイズできるため、オリジナル性の高いECサイトを構築できます。

自社のECサイトを競合する他社のECサイトと差別化するには、独自性の高いデザインにカスタマイズすることがポイント。自社オリジナルのECサイトを開設したい場合や、事業規模に合わせてECサイトをカスタマイズしていきたい場合にも向いているといえるでしょう。

テンプレートが豊富なので、初心者でも使いやすい

makeshopには、おしゃれなデザインテンプレートが170種類以上用意されています。ECサイトを初めて構築する場合でも、テンプレートをベースにデザインできるため安心です。
バリエーション豊富なテンプレートから業種や販売する商品に適したものを選べるため、自社商品のジャンルに最適なECサイトを構築できます。

構築・運用のコスパが良い

ECサイトをフルスクラッチやパッケージソフトで構築すると、高額な初期費用が必要です。また、運用にも費用がかかったり、専門スキルを持った人材を確保したりしなければなりません。
makeshopなら、初期費用1万1,000円(税込)、月額費用1万2,100円(税込)でプレミアムプランが利用できます。必要な機能も一通りそろっているため、コストパフォーマンス良くECサイトを構築・運用できるでしょう。

プロのサポートを無料で受けられる

makeshop利用者は、無料でプロのECアドバイザーのサポートを受けられます。初めてECサイトを作成・運営する方や、運営や売上などに課題を抱える方は、電話やメール、オンライン掲示板などで相談することが可能です。ECサイトの構築・運営が初めての方でも、安心して利用できるでしょう。

BtoB ECにも対応可能

makeshopは、BtoBに対応したECサイト構築パッケージを用意しています。オンラインで卸販売をしたい、煩雑化した卸販売の管理・運用を簡略化したい、ショッピングカートと外部システムを連携したいといった場合におすすめのパッケージです。
また、BtoB専用のECサイトだけでなく、一般のお客さまを対象としたBtoC ECサイトと兼用して運営することもできます。

makeshopでECサイトを構築するデメリット

多くのメリットを持つmakeshopですが、実際に利用する前にデメリットについても知っておく必要があります。ほかのプラットフォームと比較する場合は、デメリットも忘れずに比較しましょう。

費用が比較的高い

makeshopは、ベーシックなプレミアムプランで初期費用1万1,000円(税込)、月額費用1万2,100円(税込)が必要です。便利な機能が豊富で、デザインテンプレートの種類やサポート体制も充実しているため、コストパフォーマンスは良いといえますが、makeshopよりも低額のプラットフォームがあることも事実です。
機能やデザイン性、サポートを絞ってでもコストを抑えたい場合は、初期費用と月額費用がデメリットに感じられるかもしれません。

オリジナルのデザインにするにはスキルが必要

makeshopには豊富な機能や170種類を超えるデザインテンプレートが用意されていて、自由にカスタマイズしながらオリジナルのECサイトを構築できます。しかし、カスタマイズするにはHTMLの知識が必要なため、自社にHTMLの知識を持つ人材がいない場合は独自性の高いページの構築は難しいでしょう。
ECサイトの構築・運用のノウハウがないと、豊富な機能を十分に使いこなせない可能性があります。場合によっては、ECサイトの構築や運用を外部委託する必要も出てきます。

makeshopの料金体系

makeshopには、標準的な「プレミアムプラン」と、大規模ショップ向けの高機能プランである「makeshopエンタープライズ」という、2つの料金プランがあります。それぞれの料金は以下のとおりです。

<プレミアムプラン>
・初期費用:1万1,000円(税込)
・月額費用:1万2,1000円(税込)
※クレジットカード決済手数料3.19%~
※商品登録数の上限は1万点
※ログインアカウントは5アカウントまで無料

<makeshopエンタープライズ>
・初期費用:11万円(税込)~
・月額費用:6万500円(税込)~
※クレジットカード決済手数料3.14%~
※商品登録数の上限は5万点
※ログインアカウントの上限は20アカウント

makeshopの主な機能

続いては、makeshopの主な機能について確認しましょう。ECサイトの開設からデータ分析まで、多彩な機能を利用できます。追加料金不要の機能も多くありますが、一部有料の機能もあります。

ECサイトの開設

デザインテンプレートやデザイン編集、スマートフォン対応など、ECサイトの開設に必要な基本的な機能を搭載しています。さらに、会員制ショップ、BtoBショップ、年齢認証ショップなども簡単に作成できます。Webサイトを作るための専門知識がなくても直感的にコンテンツの管理ができる、CMS機能も便利です。

ECサイトの運用

商品データの各種管理や会員管理など、ECサイトの運用に関する機能が標準で搭載されています。注文確認メールの受け取り設定や在庫アラートメール、お客さま向けの自動返信メール、メルマガ配信などの機能も、他社のサービスを利用することなくmakeshopだけで対応可能です。

買い物カゴの機能

決済ページデザイン編集、SSL(暗号化通信)対応、「あと◯円で送料無料」表示、最近見た商品のレコメンドなど、ECサイトの買い物かご(カート)に関連した機能も充実しています。

各種決済機能

各種クレジットカード決済代行対応、代引きや銀行振込、ゆうちょ銀行、コンビニ決済、後払い決済など、さまざまな決済方法をECサイトで利用することができます。

ECサイトの集客機能

アイテムポスト(外部サイトへの出品サービス)、SEO設定、リターゲティング広告、アフィリエイト連携など、ECサイトの集客に関する機能が用意されています。WordPress連携も可能で、WordPressで作成したコラムやブログなどの記事コンテンツを、makeshopサイトのドメイン配下に組み込むことが可能です。

商品販売に関する機能

販売予告やまとめ買い割引、クーポン、再入荷お知らせメール、商品レビューなど、ECサイトでの商品販売に関する機能を数多く利用できます。商品のレコメンドや予約販売、定期購入などの機能も利用可能です。

注文処理・配送に関する機能

注文内容修正や注文一括処理、配送業者送り状連携、伝票番号一括登録といった、ECサイトの注文処理や配送関連の機能もそろっています。

売上のデータ分析機能

Web解析ツールであるGoogle Analyticsの、「eコマース機能」に対応しています。また、売上分析機能で、「売上合計」「注文件数」「販売数」などの条件ごとに、ECサイトの売れ筋商品を分析することができます。

makeshopの導入方法

makeshopを導入する際には、無料体験期間を経てから本契約に進みます。ここでは、導入の流れを3ステップに分けて見ていきましょう。

1. 無料体験に申し込む

makeshopには無料体験が用意されており、プレミアムプランの機能のすべてを使用することができます。makeshop公式サイトの無料体験申込みフォームから手続きを行いましょう。
無料体験に申し込むのと同時に、ユーザー登録も行います。登録が完了すると、無料体験期間がスタートします。

2. makeshopにログインする

makeshopの公式サイトからログインページを開き、ユーザー登録時に設定したショップIDとパスワードを入力してログインします。

3. 本契約を行う

無料体験期間が終了し、契約を続ける場合は本契約に進みます。ログイン後の管理画面から「契約・お支払い情報」を選択し、「各種利用料金お支払い」欄で必要事項を入力して、本契約を申し込みましょう。
なお、無料体験期間中に本契約を申し込んだ場合も、無料体験期間が終了してから本契約開始となります。無料体験期間中に作成したECサイトは、継続して運用することが可能です。

その他のおすすめのECサイト構築サービス

makeshop以外にも、簡単にECサイトを構築、運営できるサービスが増えています。現在、人気の高いおすすめのサービスを3つご紹介します。

futureshop

futureshopは、フューチャーショップが提供するSaaS型ECサイト構築プラットフォームです。
自由度と集客力、拡張性の高さが特徴で、futureshopを利用している企業の10社に1社が年商1億円を突破しています。特に、集客機能が充実しており、ブランディングやコンバージョン率向上、リピート購入、会員のファン化促進といった仕掛けが作りやすいという点も好評です。

▼futureshopについては、以下のページで詳しく説明しております。

Shopify

Shopifyは世界175ヵ国、170万以上のECサイトで利用されているECサイト構築プラットフォームです。
初期費用不要の月額課金制で、シンプルかつ合理的な設計なので管理やカスタマイズがしやすく、それでいて高い機能拡張性を有しています。またさまざまな言語や通貨、海外発送に対応しているため、海外向けEC(越境EC)サイトにもおすすめです。構築できるサイトのクオリティの高さに比べてコストパフォーマンスが高く、幅広いEC事業者さまに利用されています。

▼Shopifyについては、以下のページで詳しく説明しております。

ebisumart

ebisumartは、フルカスタマイズが可能なクラウドコマースプラットフォームです。
週1回の自動アップデートが行われるため、システムが陳腐化しません。そのため、数年単位でECサイトを運用し続けることもできます。また、外部連携も含めた柔軟なカスタマイズができるのも大きな強みです。通常のECサイトの構築やリニューアル以外にも、オムニチャネル、越境EC、BtoB ECなどに対応し、業界や業種を問わず活用できる拡張性の高さにも定評があります。

▼ebisumartについては、以下のページで詳しく説明しております。

SBペイメントサービスが選ばれる理由

さまざまなECサイト構築サービスを利用する際に、必要になるのが決済システムです。SBペイメントサービスは、多くの導入実績を持つ決済代行サービスとして知られ、おすすめサービスとして紹介したfutureshop、Shopify、ebisumartのいずれとも連携することができます。

SBペイメントサービスを利用すれば、万全なセキュリティ体制のもと、クレジットカード決済、キャリア決済、コンビニ決済、PayPay(オンライン決済)、LINE Payなど、多彩な決済手段を一元管理することが可能です。充実したサポートも高く評価されており、さまざまなECサイトに信頼され、選ばれています。
ECサイトを開設する際には、ぜひSBペイメントサービスにご相談ください。

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