Shopify ペイメントとは?メリットやデメリット、手数料を解説

世界トップクラスのECプラットフォームである「Shopify(ショッピファイ)」。その公式決済サービスとして多くのEC事業者さまに利用されているのが「Shopifyペイメント」です。
Shopify ペイメントはなぜ支持を集めているのか、その導入メリットを解説するとともに、デメリットや手数料などについても解説いたします。

目次

Shopifyペイメントは、Shopifyが提供する決済サービス

Shopifyペイメントとは、Shopifyが提供する公式の決済サービスです。Shopifyではさまざまな決済方法を利用できますが、なかでもShopifyペイメントは標準搭載されている決済サービスであり、決済手数料も割安に設定されています。

クレジットカードは、国内主要クレジットカードブランドであるVisa、Mastercard、JCB、American Expressに対応しています。国内発行、海外発行のクレジットカードいずれも使用でき、日本円はもちろん、多通貨で決済が可能です。

Shopifyについては、以下の記事で詳しく説明しております。

Shopify(ショッピファイ)とは?機能や料金、メリットを解説 | SBペイメントサービス

Shopifyペイメントを導入するメリット

Shopifyペイメントを導入すると、固定費や導入時の審査にかかる手間が削減されるなど、多くのメリットを得ることができます。これらのメリットについて、詳しく解説します。

決済手数料以外の初期費用や月額固定費用が不要

Shopifyペイメントには、初期費用や月額固定費が不要というメリットがあります。取引手数料や振込手数料なども不要で、必要なのは決済手数料のみです。
決済手数料の金額はプランによって異なります。

Shopifyの決済手数料

導入時の審査が不要

通常、ECサイトに決済サービスを導入するときは審査が必要です。しかしShopifyペイメントは、導入時の審査が不要というメリットがあります。
新たなアカウントの登録などが不要で、管理画面から数ステップの設定をするだけですぐに複数のクレジットカード決済に対応できるようになります。

利用が禁止されているビジネスには、金融サービスや違法な商品またはサービスなどが該当します。ECサイトが該当するかどうかは、Shopifyに問い合わせて確認することができます。

Apple Pay、Google Pay、Amazon Pay、Shop Pay、PayPalに対応

クレジットカード決済以外に、ShopifyペイメントはApple Pay、Google Pay、Amazon Pay、Shop Pay、PayPalに対応しているというメリットもあります。Shop Payは、Shopifyが提供している決済方法です。

お客さまの手間が減り、カゴ落ちを防止

Shopifyペイメントで、Apple Pay、Google Pay、Amazon Pay、Shop Pay、PayPalなどを使って決済をした場合、お客さまの住所やクレジットカード情報などを保存しておくことができます。次回以降はこれらの情報を入力せずに買い物ができるため、お客さまの手間が減り、カゴ落ちの防止が期待できるというメリットがあります。

入金サイクルが短く、最短5営業日で受け取れる

Shopifyペイメントは入金サイクルが短いというメリットがあります。日本に拠点を置くEC事業者さまであれば最短5営業日、最長でも11日後に入金となります。

管理が簡単で、決済情報をリアルタイムで確認可能

管理画面が使いやすく、注文や売上、出荷在庫、返金を1つのダッシュボードで管理できるというメリットがあります。リアルタイムで支払い額を確認でき、保留中の支払いが銀行口座に振り込まれるとメールに通知されるといった細かい設定が可能です。

外貨決済が可能なので越境ECにも最適

Shopifyは、越境ECに強いECサービスです。その理由のひとつに、Shopifyペイメントが多通貨に対応していることが挙げられます。130以上の異なる通貨をサポートしており、海外の利用者がそれぞれの国の通貨で価格を確認し、支払うことができるというメリットがあります。

Shopifyペイメントを導入するデメリット

続いては、Shopifyペイメントを導入するデメリットについて解説します。決済方法や拠点などについて注意が必要です。

コンビニ決済、銀行決済、後払いには未対応

Shopifyペイメントは、コンビニ決済や銀行決済、後払いなどには対応していないというデメリットがあります。これらを利用したい場合は、後述するSBペイメントサービスなどの決済代行サービスとの併用を検討してください。

対象17ヵ国を拠点としたECサイトのみ利用可能

Shopifyペイメントは、日本、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなど、計17ヵ国(2022年5月現在)をビジネス拠点としたストアのみに提供されています。日本でECサイトを運営するのであれば問題ありませんが、それ以外の国や地域を拠点にする場合は注意が必要です。

Shopifyペイメントの決済手数料

Shopifyペイメントの決済手数料は以下のとおりです。Shopifyペイメントの利用には、初期費用や月額固定費、取引手数料、振込手数料は必要ありません。

Shopifyペイメントのクレジットカード手数料

ベーシック スタンダード プレミアム
日本で発行されたVisa、Mastercardのクレジットカード手数料 3.40% 3.30% 3.25%
海外で発行されたクレジットカードまたはAmerican Expressのクレジットカード手数料 3.90% 3.85% 3.80%
Shopifyペイメント以外の決済サービスを利用した場合の追加料金 2.00% 1.00% 0.50%

Shopifyペイメントの導入、設定方法

Shopify ペイメントの導入、設定方法は以下のとおりです。決済サービスを変更できるのはストアオーナーのみなので注意してください。

ストア通貨の設定を確認

Shopify ペイメントの設定を行う前に、ストア通貨を確認しておきましょう。ストア通貨とは、管理画面で使用する通貨のことです。
ストア通貨は、最初の販売を行う前に設定します。販売開始後にストア通貨を変更したい場合は、Shopifyサポートに連絡して変更を行います。

Shopifyペイメントを有効化する

管理画面の「設定」から「決済」に移動し、Shopify ペイメントを有効にします。
アカウントにクレジットカード決済サービスを設定していない場合は、Shopify ペイメントセクションで「アカウントの設定を完了する」をクリックします。

Shopify ペイメント以外のクレジットカード決済サービスを有効にしている場合は、Shopify ペイメントボックスで「Shopify ペイメントを有効にする」をクリックしてから、ダイアログでShopify ペイメントを有効にしてください。

ストアと銀行情報に関する必要事項を入力

ストアと銀行情報に関する必要事項を入力し、「保存」をクリックしたら完了です。

SBペイメントサービスとの併用で広がる決済方法

国内でShopifyを利用してECサイトを開設した場合、国内最大級の決済代行サービスであるSBペイメントサービスと、Shopify ペイメントを併用することで、さらに幅広い決済方法に対応できます。

SBペイメントサービスでは、PayPay(オンライン)、楽天ペイ、キャリア決済、コンビニ決済、Pay-easy(ペイジー)決済など、幅広い決済サービスを利用可能です。また、ShopifyでSBペイメントサービスを導入した場合、以下のオプションが無償で付帯されます。

無償オプション

  • ・ニュースリリース配信サービス「NEWSCAST」を3ヵ月間無料で利用できる
  • ・SNSマーケティングサービス「asagake」を5回分無料で利用できる
  • ・不正利用を決済情報と機械学習で検知する「AI不正検知」を無料で利用できる
  • ・分割払いの設定を導入したい場合、無償で提供

SBペイメントサービスが選ばれる理由

SBペイメントサービスは豊富な導入実績を持つ決済代行サービスで、万全なセキュリティ体制のもと、多彩な決済手段を一元管理することができます。

日本でShopifyによるECサイトを構築した場合は、ShopifyペイメントとSBペイメントサービスを併用すると、手数料を抑えることができるうえ、豊富な決済手段を導入できます。Shopifyペイメントを導入するメリットを活かしつつ、デメリットを補うことも可能です。
ShopifyでECサイトを開設する際は、ぜひSBペイメントサービスにご相談ください。

SBペイメントサービスのShopifyプランは以下をご覧ください。
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