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クレジットカード5大国際ブランドの特徴を解説

クレジットカードブランドの中でも、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club Internationalは5大国際ブランドと呼ばれ、日本に限らず世界的に認知されています。

EC事業者さまは、5大国際ブランドに対応したクレジットカード決済をご導入することにより販売機会を拡大できます。しかし、対応するクレジットカードブランドが多いほど、ご導入のための審査期間や契約手続きなどが多くなるデメリットもあります。

当コラムでは、5大国際ブランドであるVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club Internationalに加え、近年注目が集まるクレジットカードブランド「銀聯(UnionPay)」の特徴について解説をいたします。どのクレジットカードブランドに対応するべきかお悩みの事業者さまは、ぜひご参考になさってください。

目次

ビジネスにあった
オンライン決済を一括導入

  • 幅広いECカートに対応し、手軽に決済導入
  • 40ブランド以上の決済に対応し、決済体験を向上
  • AI不正検知により機会損失を低減

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クレジットカードの国際ブランドとは?

クレジットカードの国際ブランドとは、世界中の国や地域で利用できるクレジットカードのブランドのことです。各国際ブランドが独自の決済システムネットワークを持っており、提携先のクレジットカード会社に対してネットワークの使用ライセンスを発行しています。
例えば、Visaブランドと提携するクレジットカードは、Visaのロゴマークがある加盟店のクレジットカード決済で利用可能です。

決済カードブランドとT&Eカードブランドの違い

国際ブランドは、決済機能の利便性に優れた「決済カードブランド」と、旅行やエンターテインメント分野でお得に利用できたりサポートが手厚かったりする「T&Eカード(トラベル&エンターテインメントカード)ブランド」の2タイプに大きく分けられます。
クレジットカードの主な用途によってどちらを選ぶべきなのか変わってくるため、それぞれの特徴を見ていきましょう。

決済カードブランドの特徴

決済カードブランドは、国際ブランドの中でもVisaやMastercard、JCBが該当します。 これらの国際ブランドは、世界中の電子決済ネットワークによって、世界中の国や地域での迅速な商取引を実現させています。VisaとMastercardは国際ブランドの中でも特に世界中でのシェア率が高く、国外でも使いやすい点が魅力です。
VisaおよびMastercardの運営管理会社は、クレジットカード自体は発行していません。両ブランドともに、ブランド運営元から発行ライセンスを受けた提携先のクレジットカード会社からクレジットカードが発行されています。なお、JCBはクレジットカードの自社発行を行っています。

T&Eカードブランドの特徴

T&Eカードブランドは、American ExpressやDiners Club Internationalが該当します。 また、決済カードブランドとしてJCBをご紹介しましたが、JCBは決済カードとT&Eカード両方の特徴を持つ事業展開をしています。
これらの国際ブランドは旅行会社やホテル、レストラン、レジャー施設などの旅行やエンターテインメント分野での利用に注力した加盟店ネットワークを構築している点が特徴です。特定の国際ブランドのクレジットカード会員になることで、優待サービスや宿泊費の割引などを受けられます。
T&Eカードブランドの自社発行カードは、海外旅行傷害保険などの各種付帯保険が充実していたり、付帯サービスが手厚かったりする分、他社と比べて年会費が高い傾向があります。旅行や娯楽をお得に楽しみたい方向けのクレジットカードです。クレジットカードを選ぶ際、日常生活におけるさまざまな決済に使用するメインの一枚を選ぶのであれば、決済カードブランドがいいでしょう。
T&Eカードブランドのクレジットカードは、普段使いのメインカードとは別のサブカードとして所有するのがおすすめです。

クレジットカード会社と国際ブランドの違い

国際ブランドとは別に、国際ブランドと提携して決済ネットワークの使用ライセンスを受け、クレジットカードを発行する会社があります。
クレジットカード会社は国際ブランドではないため、国際ブランドと提携しなければその会社で発行されたクレジットカードを海外で使用することはできません。クレジットカード会社は国際ブランドと提携することで、利用可能な国や地域を広げています。

VisaやMastercardなどの国際ブランドのマークが入っているクレジットカードなら、発行元であるクレジットカード会社を問わず、海外のVisaやMastercard加盟店で決済に利用することができます。

クレジットカード決済については、以下の記事で詳しく説明しております。

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  • AI不正検知により機会損失を低減

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日本におけるクレジットカード国際ブランドのシェア率は?

グローバル市場調査会社のイプソス株式会社が実施した「2020年キャッシュレス決済大規模調査」によると、 日本におけるクレジットカードの国際ブランド別シェア率は、Visaが50.8%、JCBが28.0%、Mastercardが17.8%という結果になっています。

■日本におけるクレジットカードの国際ブランドのシェア率

※イプソス株式会社「2020年キャッシュレス決済大規模調査」(2020年)

日本で利用されているクレジットカードの半数以上がVisaとなっており、世界的なシェア率の高さが日本でも反映されています。JCBは唯一の日本発の国際ブランドで、国内で使用する際のサービス面を重視したい方に人気です。

【2020年キャッシュレス大規模調査概要】
調査実施機関:イプソス株式会社
調査方法:18~79歳、全国の一般男女
調査時期:2020年10月28日~11月9日
サンプルサイズ:20万9,883人
調査手法:オンライン調査

代表的なクレジットカード国際ブランドの特徴

続いては、代表的なクレジットカード国際ブランドの特徴について解説します。
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club Internationalは、クレジットカード国際ブランドの中でも5大国際ブランドと呼ばれている代表的なブランドです。 また、銀聯(UnionPay)も中国発のクレジットカードとして注目を集めています。それぞれの特徴を理解し、自社のECサイトに適したブランドを導入しましょう。

Visa(ビザ)

Visaは利用者の多さや高い知名度に加え、国内外の約4,000万店での支払いに利用できる利便性が特徴です。 近年では、クレジットカードに限らず、Visaのプリペイドカードやデビットカードが多く発行されるようになり、用途に応じて使い分けることもできます。利用者数が多いため、ECサイトへの導入が欠かせないクレジットカードブランドです。

※出典:三井住友カード株式会社「Visaギフトカード(企業向けサービス)

Mastercard(マスターカード)

Mastercardは、前身のInterbank Card Associationが誕生した1966年から数えると50年以上の歴史を持つ国際ブランドです。 日本におけるクレジットカードの国際ブランド別シェア率は17.8%で、VisaとJCBに続いて第3位となっています。 海外でも利用者が多いため、導入を検討したいクレジットカードブランドです。

※出典:イプソス株式会社「2020年キャッシュレス決済大規模調査」(2020年)

JCB(ジェーシービー)

JCBは日本発の国際ブランドで、会員数は1億5,000万人以上。国内外の約4,100万店で利用することができます。 決済カードとT&Eカードの両方の特徴を持っているため、旅行やテーマパークのチケット購入で割引などの特典を利用できます。日本では特に利用者数が多いため、ECサイトへの導入が欠かせないクレジットカードです。

※出典:株式会社ジェーシービー「会社概要」(2022年9月)

American Express(アメリカンエキスプレス)

American Expressはアメリカ発祥の国際ブランドです。American Expressのクレジットカードは、ほかの国際ブランドよりも年会費が高いものの、 クレジットカード所有特典として空港ラウンジやレストランなどで高品質な優待を受けることができ、金銭的に余裕のある方に利用される傾向があります。 EC事業者さまは、American Express対応のクレジットカード決済を導入なさることで、高額な商品やサービスの販売機会拡大が見込めます。

Diners Club International(ダイナースクラブ)

Diners Club Internationalはプラスチック製のクレジットカードを初めて考案し提供したことから「日本で最初のクレジットカード」として知られています。American Expressと同様に、 高いステータスを示すクレジットカードとしても知られており、比較的高額な年会費を支払うことで、豊富な特典を受けることができます。 高額な商品やサービスを販売するEC事業者さまにおかれましては、対応しておきたいクレジットカードの1つです。

銀聯(UnionPay)

銀聯(UnionPay)は、中国発のクレジットカードブランドです。 中国本土以外でも2億枚以上のカードが発行されており、181の国および地域で利用することができます。 日本でも多くのATMや免税店、百貨店、ドラッグストア、家電量販店、アウトレットなどで利用可能です。割引などの優待キャンペーンも行われています。 当社では、銀聯(UnionPay)カードでの支払いを受け付けられる「銀聯(UnionPay)ネット決済」をご提供しています。

※出典:銀聯国際有限公司「銀聯国際」(2022年9月)

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各ブランドに対応するためには、決済代行会社がおすすめ

上述のとおり、クレジットカードの国際ブランドにはそれぞれ特徴があります。EC事業者さまは、運営なさっているビジネスに応じた国際ブランドでのクレジットカード決済のご導入が可能です。

なお、複数の国際ブランドへの対応をご希望の場合は、決済代行会社との契約をおすすめいたします。決済代行会社と契約なさることによって、EC事業者さまに代わって、決済代行会社がクレジットカード会社との契約や関連続きを代行します。また、ECサイトの売上においても、決済代行会社が各クレジットカード会社からの売上入金を集約してEC事業者さまへご入金するので、EC事業者さまの管理業務は最小限になります。

当社は決済代行会社として、多くのEC事業者さまのクレジットカード決済ご導入をご支援してまいりました実績を有しております。ご導入をご検討中の事業者さまは、ぜひ一度お問い合わせください。

クレジットカード決済について詳しく知りたい方はこちら

よくあるご質問

Q.
クレジットカードの国際ブランドとは?
A.
国際ブランドとは、Visa、Mastercardなど世界中の国や地域で利用できるクレジットカードのブランドです。国際ブランドは独自の決済システムネットワークを持ち、提携先のカード会社に対してネットワークの使用ライセンスを発行しています。
Q.
クレジットカードの国際ブランドのシェア率は?
A.
日本におけるクレジットカードの国際ブランドのシェア率はVisaが最も高く、全体の約51%を占めます。次いでJCB、Mastercardの順となっています。VisaやMastercardは海外で使用しやすく、JCBは日本国内でのサービスを重視する方に人気です。
Q.
クレジットカード会社と国際ブランドの違いは?
A.
クレジットカード会社は、国際ブランドと提携して決済ネットワークの使用ライセンスを受け、クレジットカードを発行します。クレジットカード会社は国際ブランドと提携し、クレジットカードの利用可能な国や地域を広げています。

その他のご不明点はFAQ よくあるご質問をご確認ください。

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