Shopify(ショッピファイ)を使えば、アカウント開設を行うだけで、簡単にECサイトを構築することができます。
Shopifyではどのような機能を利用できるのか、メリット、デメリットと併せて特徴や基本機能、料金、導入事例などを詳しく解説します。


目次
Shopifyとは?
Shopifyとは、簡単にECサイトの構築・運営ができるECプラットフォームです。専門知識がなくてもECサイトの開設や運営ができて、国内外でのオンライン販売が行えるようになります。
2025年7月の時点で、Shopifyによって運営されたECサイトは175ヵ国、マーチャント(ECサイトの運営者)は数百万以上です。これまでの売上合計額は1兆ドル(1ドル150円の場合、150兆円)にもなります。※Shopifyには次のような特徴があるため、D2Cビジネスにおいて多くの注目を集めています。
- <Shopifyの特徴>
- ・Shopifyはオムニチャネルへの対応が可能
- ・ECサイトだけでなくソーシャルメディアや実店舗の情報も一括管理できる
- ・ECモールよりもデザインの自由度が高く、機能拡張性にも優れている
- ・ブランドイメージを表現しやすい
※出典:Shopify Japan 株式会社「Shopify」(2025年7月時点)
Shopifyの機能
Shopifyは、ECサイトの作成および管理のための幅広い機能を備えています。主な機能には、以下のようなものがあります。
Shopifyの主な機能
フロント機能 |
・商品ページ ・チェックアウト ・オンラインストアエディタ ・ブログ ・メニュー |
---|---|
管理機能 |
・顧客管理 ・商品管理 ・決済 ・注文管理 ・通知 ・配送 ・マーケット ・販売チャネル |
分析機能 |
・マーケティングレポート ・商品に関するインサイト ・ライブビュー |
さらに、Shopify専用のアプリをダウンロードして、機能を追加することも可能です。ここからは、主な機能について解説いたします。
フロント機能
Shppifyには、お客さまが利用する画面を管理できるフロント機能があります。主な機能は以下のとおりです。
商品ページ
商品ページは、商品の情報を掲載するページを管理する機能です。具体的には、商品一覧や詳細ページを設定・管理できます。
チェックアウト
チェックアウトは、商品を購入いただく際に利用するページの管理機能です。カート画面、決済画面などを管理する機能を指します。
オンラインストアエディタ
オンラインストアエディタを使うと、ECサイトをデザインできます。ECサイトのテーマや、お客さまが最初に訪問するフロント画面をデザイン可能です。
ブログ
Shopifyでは、ECサイトにブログを作成できます。ブログを更新すれば、お客さまに最新情報やセール情報などの告知が可能です。
メニュー
メニューは、ECサイトのフロント画面に表示される、商品やブログといった項目を指します。Shopifyでは、メニューの編集も可能です。
管理機能
ECサイトを運営する上で必要になるバックオフィス業務は、Shopifyの管理機能で効率化できます。管理機能には、主に以下のようなものがあります。
顧客管理
顧客管理は、文字どおりECサイトの顧客を管理する機能です。商品を購入したお客さま、メールマガジンを登録したお客さまの情報を管理できます。
商品管理
商品管理では、商品に関するさまざまな情報を管理できます。商品名、画像、価格、説明文などを設定・管理可能です。在庫数の追跡などもできます。
決済
Shopifyでは、公式の決済サービスであるShopify ペイメントを提供しています。主要なクレジットカードブランドであるVisa、Mastercard、JCB、American Expressに対応し、多通貨で決済が可能です。初期費用・月額費用が無料で、導入時の審査が不要といったメリットもあります。
そのほか、InstagramなどのSNSを経由した販売や、ECモールでの販売にも対応できる決済機能「Shopify チェックアウト」も利用可能です。
Shopify ペイメントについては、以下の記事で詳しく説明しております。

Shopify ペイメントとは?メリットやデメリット、手数料を解説
注文管理
Shopifyでは、受注情報や対応状況の情報といった、商品の注文に関する情報を管理可能です。受注一覧や新規受注に関する情報なども管理できます。
通知
通知機能によって、お客さまが商品を購入した際に購入情報などが送信されます。Shopifyでは、通知メールの内容もカスタマイズ可能です。
配送
配送機能を使うと、商品の送料を設定できます。商品の重量や価格などに応じて、送料を設定可能です。
マーケット
Shopifyは、さまざまな国・地域のマーケットに対応しています。マーケットに応じた言語・通貨などを設定可能です。
販売チャネル
Shopifyは、さまざまな販売チャネルと連携できるマルチチャネルプラットフォームです。Amazon、eBay、Facebook、Google、Instagram、Pinterest、楽天市場、TikTokなどの各種プラットフォームと連携できます。
分析機能
Shopifyを利用すると、ECサイトの改善につながるさまざまな分析を行えます。主な分析機能は、以下のとおりです。
マーケティングレポート
Shopifyは、お客さまがどのようなページからECサイトを訪問し、どのような経緯で購入したかのレポートを提供しています。これを活用すれば、ECサイトの課題発見と改善がしやすくなるでしょう。
商品に関するインサイト
Shopifyでは、過去90日間の商品のパフォーマンスデータを確認可能です。これにより、商品のインサイトを分析できます。
ライブビュー
ライブビューは、ECサイトのアクティビティをリアルタイムで確認できる機能です。訪問者の数や地域、ECサイトの売上などをいつでも見ることができます。

Shopifyの料金プラン
Shopifyには、「Basic」「Grow」「Advanced」の3つの主要プランに加えて、より複雑なビジネスを行うチーム向けの「Plus」という4つのプランが用意されており、それぞれ以下の月額料金を支払うことで利用できます。
いずれのプランも、初期費用はかかりません。
Shopifyの料金プラン一覧
Basic | Grow | Advanced | Plus | |
---|---|---|---|---|
月額料金 | 3,650円 | 10,100円 | 44,000円 | 2,300USドル (3年契約の場合) |
日本のクレジットカード決済手数料の最低料金(オンラインの場合) | 3.55% | 3.4% | 3.25% | 2.9% |
Shopify ペイメント以外の決済サービスを利用した場合の取引手数料 | 2% | 1% | 0.6% | 0.2% |
プランの主な特徴 |
・10ヵ所の在庫保管場所 ・24時間体制のチャットサポート |
・10ヵ所の在庫保管場所 ・24時間体制のチャットサポート ・スタッフアカウントを5件追加可能 |
・10ヵ所の在庫保管場所 ・24時間体制の強化されたチャットサポート ・スタッフアカウントを15件追加可能 |
・200ヵ所の在庫保管場所 ・24時間体制の強化されたチャットサポート ・スタッフアカウントを無制限に追加可能 |
- ※2025年6月時点の年払い(年間契約)の金額です。
ここでは、4つのプランの違いを簡単に解説いたします。
Basicプラン
Basicプランは、3つのプランの中で最も低コストで利用できるプランです。ECサイトの作成および管理に必要な機能が一通りそろっているため、初めてECサイトを立ち上げる場合にも適しています。
Growプラン
スタッフアカウント数が増加する点が、Growプランの特徴です。また、クレジットカード決済手数料の最低料金とShopify ペイメント以外の決済サービスを利用した場合の取引手数料は、Basicプランよりも低く抑えられています。
Advancedプラン
Advancedプランは、スタッフアカウント数がBasicプランやGrowプランよりもさらに増加します。また、レポート機能では、より高度なデータ分析が可能です。
サポート体制や手数料もGrowプランより優れているため、ECサイトのさらなる売上向上を目指したり、担当スタッフが増えたりした場合におすすめのプランといえるでしょう。
Plusプラン
Plusプランは、B2B機能や充実したPOSプラットフォームなど、ほかのプランにはない多くの高度な機能を利用することが可能です。
スタッフアカウント数が無制限となっているため、大きな組織でも安心して利用可能です。また、手数料もほかのプランより低く抑えられていますので、取引金額が大きい場合はコストメリットが大きくなります。
Shopifyのメリット、デメリットとは?
ここでは、EC事業者さまにとって、Shopifyにどのようなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
Shopifyのメリット
Shopifyのメリットとしては、次のようなことが挙げられます。ほかのECプラットフォームと迷っている場合は参考にしてみてください。
低コストで導入できる
Basicプランなら月額3,000円台と、非常に低コストで利用開始できる点がShopifyの魅力です。どのプランも初期費用がかからないうえ、状況に応じてプランの変更もできるため、事業規模に合わせたECサイトの運営が可能となります。
少ない費用でECサイトを構築したい事業者さまは、Shopifyを利用するのがおすすめです。
機能拡張性が高い
Shopifyでは、基本機能に搭載されていない機能も、スマートフォンアプリのように追加することができます。Shopify アプリが8,000以上開発されており、拡張できる機能は販売チャネルとの連携、ランディングページの構築、アップセル、予約注文など多岐にわたります。機能拡張性の高さは、Shopifyを導入するメリットのひとつです。
ビジネススタイルや運営体制に合わせて機能を追加したい事業者さまは、Shopifyの利用が向いています。
Shopify アプリはこちらから確認することができます。
Shopify App Store | Shopify
越境ECや海外販売に強い
Shopifyは、越境ECや海外販売に強いというメリットがあります。対応している言語および通貨が豊富で海外発送も可能なため、越境ECも可能です。カスタマイズによって、海外向けのECサイトも手軽に開設することができます。
また、AmazonやeBayなどの、大手海外モールとも連携が可能です。越境ECに挑戦したい事業者さまは、Shopifyを利用するといいでしょう。
外部連携サービスが豊富
さまざまな外部サービスとの連携ができることも、Shopifyのメリットです。GoogleやInstagramなどのSNSサービスをはじめ、物流サービスやPOSシステム、モール型ECとの連携にも対応しています。
さまざまなチャネル・システムと連携してビジネスを展開したいといった場合には、Shopifyの利用がおすすめです。
デザインテンプレートが豊富
Shopifyは、デザインテンプレートが豊富というメリットがあります。100種類以上から選択できるうえ、ブランドイメージや見やすさに応じてカスタマイズすることが可能です。
事業規模の変化に合わせてプランを変更できる
Shopifyは、事業規模や利用状況に応じて柔軟にプランを変更することができるため、小規模なECサイトにも、成長中のECサイトにもメリットがあります。まずは、小規模なECサイトをBasicプランでスタートし、事業が拡大すればプランを変更してECサイトを拡張することが可能です。同じShopifyというプラットフォームを使っているため、拡張に伴う手間を最小限に抑えることができるでしょう。
Shopifyのデメリット
Shopifyには、次のようなデメリットがあります。Shopifyの利用開始前にデメリットをカバーできるかどうか、検討することをおすすめします。
機能によっては英語スキルが必要
Shopifyは、ほとんどの機能を日本語で利用することができますが、一部の管理画面やデザインテンプレートは、英語でのみ公開されています。そのため、機能によっては英語スキルが必要だというデメリットがあります。また、電話サポートも日本語には対応していません。
高度なECサイトを作成したい場合は、HTMLやCSSの知識が必要
Shopify以外のプラットフォームでもいえることですが、より高度なECサイトを作成したい場合は、HTMLやCSSの知識が必要であることもデメリットだといえるでしょう。

Shopifyの導入事例
Shopifyは多くの事業者さまに選ばれ、ビジネス拡大や業務効率化に貢献しています。ここでは、具体的なShopifyの導入事例を紹介いたします。
三陽商会(アパレルの製造・販売)
総合アパレルメーカーの株式会社三陽商会は、2023年9月に7つのECサイトを統合し、「SANYO ONLINE STORE」としてリニューアルしました。「Shopify Plus」の導入を決めたのは、グローバルで展開しているプラットフォームであり、安定性や安全性に信頼が置けたからです。
「Shopify」を導入したのは、将来的にECサイトにさまざまな機能を搭載したくなったとき、その都度開発するのではなく、アプリを使って容易に導入できるであろうことを見越してのことです。 それぞれのブランドの世界観をECサイト内でどう表現するかが課題でしたが、「Shopify Plus」はページのレイアウトを比較的自由にカスタマイズできたため、イメージどおりの世界観の表現を実現することができました。
三陽商会の事例については、以下の記事で詳しく説明しております。

ECサイトリニューアルでチャージバックはほぼゼロに
大峽製鞄(鞄の製造・販売)
1935年に創業した大峽製鞄(おおばせいほう)株式会社は、皇室にも愛される真摯なものづくりを行う鞄メーカーです。受注生産のため、お客さまに前払いで商品代金をお支払いいただき、商品作成・発送という流れにしたいと大峽製鞄は考えていました。そこで、大峽製鞄が利用しているShopifyでECサイトをリニューアルした際に、現金で支払うことができて、お客さまにとってもなじみのある決済方法を検討し、SBペイメントサービスが提供するコンビニ決済の導入に至りました。
コンビニ決済を導入してからはお問い合わせが減少し、結果的に対応部署での業務効率化につながっています。今後はPayPayなど、ほかの決済手段の導入も検討しているとのことです。
大峽製鞄の事例については、以下の記事で詳しく説明しております。

コンビニ決済の導入で、イレギュラー対応が減少し業務効率化
Shopify開設におすすめの構築・運用パートナー
ここからは、Shopify開設におすすめのパートナーを紹介いたします。もし構築や運用を相談したい場合はご検討ください。
アートトレーディング株式会社

アートトレーディング株式会社
特徴1:売るに特化したECサイトの構築
特徴2:ECサイトの制作・運用から物流まですべてご提供
アートトレーディング株式会社は、お客さまのビジネス背景をヒアリングしながら、カート選定からいっしょに支援しています。ECサイトを作る最大の目的は、商品やサービスを売ることだといえるでしょう。そのため、「もっと、売れる体験を」をミッションに、作って終わりではない「売れる」ためのECサイトを提案しています。
ECに関わるあらゆる業務を依頼できるため、商品の企画や制作に集中したいEC事業者さまにもおすすめのパートナーです。また、Shopify Expertsに認定されているため、ShopifyでのECサイト構築・運営体制も整っています。
■アートトレーディング株式会社の特徴
金額 | 90万円~150万円 | 対応カート | Shopify、makeshop、futureshop |
---|---|---|---|
支援範囲 | ECサイト制作、運用コンサル、受注、物流 | 制作実績 | 約90社 |
SBペイメントサービスが選ばれる理由
ECサイト構築サービスを利用する際は、決済システムが必要です。Shopifyを導入する際の決済代行会社は、豊富な決済を利用できるSBペイメントサービスがおすすめです。
SBペイメントサービスは豊富な導入実績を持つ決済代行サービスで、「Growプラン」ならPayPayをはじめ、キャリア決済やコンビニ決済などさまざまな決済を導入可能です。
万全なセキュリティ体制のもと、他社よりもお得な料金で利用でき、多彩な決済手段を一元管理することができます。ECサイトを開設する際は、ぜひSBペイメントサービスにご相談ください。
よくあるご質問
- Q.
- Shopifyとは何ですか?
- A.
- Shopifyとは、簡単にECサイトの構築・運営ができるプラットフォームです。専門知識がなくてもECサイトの構築や運営ができて、国内外でのオンライン販売が行えるようになります。在庫管理やショッピングカート機能などの基本的な機能の利用はもちろん、SNSとの連携や顧客管理なども可能です。
- Q.
- Shopify導入にかかる料金は?
- A.
- Shopifyは、初期費用無料で利用できます。最も低価格のBasicプランは、月額費用3,650円で利用可能です。プランは全部で4つあり、高価格なプランになるほど追加可能なスタッフアカウント数や利用できる機能が増えます。また、決済手数料もプランによって異なり、高価格のプランに加入すると決済手数料の料率が低くなります。
- Q.
- Shopifyのメリットは?
- A.
- Shopifyのメリットは、コストを抑えてECサイトの構築・運営ができることです。また、専用アプリによる機能追加やテンプレートの活用により、独自性の高いECサイトを作成することができます。越境ECに挑戦したい事業者さまや、さまざまなチャネルと連携してビジネスを展開したい事業者さまにもおすすめです。
その他のご不明点はFAQ よくあるご質問をご確認ください。