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クレジットカード決済代行サービス導入方法と比較ポイントを解説

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近年、クレジットカード決済は、その利便性から重要な決済手段として多くのEC事業者さまがご導入されています。しかしながら、これからクレジットカード決済を導入しようと検討しているEC事業者さまの中には、導入方法にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

当コラムでは、クレジットカード決済のご導入方法に加え、EC事業者さまに各種決済手段をご提供する決済代行会社を選択するポイントについて解説いたします。

目次

【マンガで解説】決済代行会社を比較検討する際のポイント

決済代行会社とは、クレジットカード決済やコンビニ決済、キャリア決済などのさまざまな決済手段を導入したいEC事業者さまと各決済機関の間に立ち、一括で契約したり、管理システムを提供したりする会社のことを指します。

決済代行会社を利用するメリットは、決済業務における負担を最小限にとどめ、EC事業者さまがサイト運営に注力できることです。

しかしながら、各決済代行会社が提供するサービス内容は異なるため、各社の特徴を比較したうえでのご契約が必要です。決済代行会社をお選びになるにあたって、比較検討すべきポイントは以下の5つがあります。それぞれについて解説いたします。


1 決済代行サービスの利用料金

一般的に、決済代行サービスをご利用になるには、初期費用と月額費用に加え、決済手数料とトランザクション費用が生じます。これらの費用がEC事業者さまのご要望に沿うかどうかが、決済代行会社を比較する1つ目のポイントです。
利用金額や件数に応じて費用が変わる場合もありますので、売上予測をもとに見積りを取ると比較しやすいでしょう。

クレジットカード決済導入の場合の費用内訳

内訳 概要
初期費用 クレジットカード決済を導入する際に必要な導入初月にかかる費用
月額費用 クレジットカード決済のシステムの利用や運用に関わる毎月の固定費
決済手数料 クレジットカード会社に支払う費用(決済金額に応じて発生)
決済サービス利用料 当社に支払う費用(決済金額に応じて発生)
トランザクション費用 1件の売上ごとに発生する加盟店サーバーと決済会社サーバー間の決済処理の費用

決済手数料とトランザクション費用とは

決済代行サービスを利用して商品を販売する場合、EC事業者さまから決済代行会社に対して、商品売上の数パーセントの手数料が必要です。この費用が決済手数料です。
また、決済を行うためには、EC事業者さまと決済代行会社のあいだで決済処理が必要です。この決済処理1回ごとに、数円~数十円の費用が生じます。この費用がトランザクション費用です。

2 取扱決済手段の種類

決済代行会社が取り扱う決済手段は、各社で異なります。多くの決済代行会社がクレジットカード決済を取り扱っていますが、対応しているクレジットカードブランドが限定されている場合もあります。

なお、Apple PayやLINE Payを取り扱っている決済代行会社は数社しかありません。お客さまのご年齢層や、ご利用端末がスマートフォンかPCであるかなどをご考慮のうえご導入決済手段を決定し、決済代行会社をお選びになる必要があります。

SBペイメントサービスのオンライン決済サービスの一覧については、以下の記事で詳しく説明しております。
オンライン決済サービス | SBペイメントサービス

3 セキュリティ体制

決済代行会社は、EC事業者さまに代わってお客さまのクレジットカード情報を管理します。重要な顧客情報を預けることになるため、EC事業者さまは決済代行会社が適切なセキュリティ対策を実施しているかどうかを見極めなくてはなりません。

EC事業者さまが決済代行会社のセキュリティ体制を判断する指標としては、第三者機関によるセキュリティ規格があります。決済代行会社の公式サイトに以下のセキュリティ規格のロゴマークが掲載されているかどうかによって、決済代行会社のセキュリティ体制を把握することができます。
決済代行会社は、以下の規格にすべて対応しているところが理想的です。

PCI DSS

PCI DSSとは、「Payment Card Industry Data Security Standard」の略称で、クレジットカード情報を安全に取り扱うための基準を策定した国際セキュリティ規格です。国際クレジットカードブランド5社(Visa、MasterCard、JCB、American Express、Discover)によって2004年に策定されました。その後も時代の変化に合わせて改訂を繰り返し、最新の基準は2016年に策定されたV3.2となっています。PCI DSSに準拠しているということは、高いセキュリティ性を持っていることの証です。

プライバシーマーク

プライバシーマークとは、事業者さまが個人情報を適切に取り扱っているかどうかを一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が評価し、基準に適合した事業者さまにプライバシーマークの使用を認める制度です。プライバシーマークは通称として、「Pマーク」とも呼ばれています。

ISMS適合性評価制度

ISMS適合性評価制度とは、情報セキュリティの3要素である「機密性」「完全性」「可用性」を維持することで、一般社団法人情報マネジメントシステム認定センターが認定する制度です。機密性とは許可されていない相手に情報を使用させないこと、完全性とは情報セキュリティが正確かつ完全であること、可用性とは許可した相手に対して情報へのアクセスと使用を認めることを指します。ISMS適合性評価制度の認定を受けているということは、組織内での情報の取り扱いが適切であるという証明になります。

SBペイメントサービスのセキュリティについては、以下の記事で詳しく説明しております。
当社の強み| SBペイメントサービス

4 システムの安定性と柔軟性

決済代行会社を比較する際に忘れてはいけないのが、システムの安定性と柔軟性です。システムの安定性や柔軟性が低い場合、販売機会を逃したり他社への乗り換えにコストがかかったりする可能性がありますので、事前に確認しておきましょう。

システムの安定性

万一、EC事業者さまがご契約の決済代行会社のシステムが停止した場合、ECサイトの決済処理が正常に終わらず、商品の販売ができない事態が生じます。
このような販売機会の損失を避けるため、決済代行会社の決済処理実績や与信処理速度、サーバー稼働率、バックアップ体制を確認されるのがおすすめです。決済処理実績が多い、与信処理速度が速い、サーバー稼働率が高い、バックアップ体制が充実している決済代行会社のほうが、よりシステムが安定しているといえます。
なお、SBペイメントサービスにおけるオンライン決済処理件数実績は7,273万件/月、与信処理速度はクレジットカードの与信処理時で平均1~2秒/件となっています。(2020年12月実績)

SBペイメントサービスの安定性については、以下の記事で詳しく説明しております。
当社の強み | SBペイメントサービス

システムの柔軟性

決済代行会社によっては、EC事業者さまのサイトと接続できない場合があります。例えば、EC構築パッケージやショッピングカートにより構築されたECサイトは、決済代行会社のシステムと接続できないことがあるのです。
また、EC事業者さまがお客さまに対して継続的にご請求する継続課金の機能についても、決済代行会社によっては提供していない場合があります。
上述のとおり、決済代行会社ごとにシステムの柔軟性が異なります。「ショッピングカートを変更する可能性がある」など、運営するECサイトの事情に合わせて、柔軟性を比較しましょう。

SBペイメントサービスの連携可能なECカートパッケージについては、以下の記事で詳しく説明しております。
当社の決済と連携可能なECカートパッケージをご紹介|決済代行のSBペイメントサービス

5 サポートの充実性

決済に関する疑問やご相談に対してのサポート体制がどれだけ充実しているかも、決済代行会社を選ぶ際の大事な要素です。電話、メール、チャットなど、希望に合った相談窓口があるかどうかを確認しましょう。
SBペイメントサービスでは、導入手続きまで営業担当が伴走いたします。
導入後も契約からシステムまで、不明な点がございましたら、経験豊富な「加盟店サポート」に無料で電話相談が可能です。決済会社との契約から、売上金や件数の管理といった面倒な決済業務まで代行しております。

SBペイメントサービスのサポート体制については、以下の記事で詳しく説明しております。
当社の強み | SBペイメントサービス

クレジットカード決済の導入方法

上記では決済代行会社の選ぶポイントについて解説いたしました。次にクレジットカード決済を導入する際の決済代行会社を利用するメリット、デメリットについてご紹介します。
また、決済代行会社を利用せずにクレジットカード会社との直接契約する場合のメリット、デメリットについても合わせて解説いたします。

決済代行会社との契約におけるメリット、デメリット

決済代行会社と契約するメリット、デメリットを解説いたします。

決済代行会社を利用するメリット

決済代行会社は、EC事業者さまに代わってクレジットカード会社との契約や売上入金管理を行います。また、EC事業者さまのシステムと決済代行会社のシステムを接続することにより、複数のクレジットカードブランドに対応できるため、システム改修コストを抑えることが可能です。

決済代行会社を利用するデメリット

決済代行会社と契約した場合は、上述のメリットを享受できる一方で、決済代行会社に対する決済手数料の支払いが必要です。しかし、サイト運営業務に集中したいEC事業者さまは、決済代行会社と契約されることをおすすめします。
決済代行会社を利用するメリット&デメリットは以下の記事で詳しく説明しております。
決済代行会社とは?サービスの仕組みとメリットを徹底解説

クレジットカード会社との直接契約と決済代行会社との契約の違いなどについては、以下の記事で詳しく説明しております。
クレジットカード決済の仕組みとは?売上が入金されるまでをご説明

クレジットカード会社との直接契約におけるメリット、デメリット

次にクレジットカード会社と直接契約される場合のメリット、デメリットについて説明いたします。以下のような人件費とシステム改修のコストをご考慮のうえ、ご検討が必要です。

直接契約のメリット

クレジットカード会社との直接契約の場合、決済代行会社と契約した場合よりも、決済手数料が安価になる場合があります。EC事業者さまとクレジットカード会社のあいだに決済代行会社が入らないことで、中間手数料が発生しないためです。

直接契約のデメリット

複数のクレジットカードブランドに対応する場合には、複数のクレジットカード会社とのご契約手続きに加えて、各クレジットカード会社からの売上入金の管理が必要です。また、クレジットカード会社ごとに、EC事業者さまのシステム改修も必要となります。

クレジットカード決済の仕組みやメリットについては、以下の記事で詳しく説明しております。
クレジットカード決済とは?その仕組みとメリットについて | SBペイメントサービス

決済代行サービスのご利用まで

SBペイメントサービスを例に、EC事業者さまが決済代行会社へお問い合わせをされてから、クレジットカード決済などの決済代行サービスのご利用を開始されるまでの流れを解説いたします。


*ご利用開始日は決済提供機関の審査状況により、変動する場合がございます。

*必要書類が不足している場合は、審査を受けることができないためご注意ください。必要書類については、お申込み時に当社営業よりご案内いたします。

*期間は目安になります。お申込みになる決済手段により変動いたします。

  1. 1. 決済代行会社の公式サイトからお問い合わせ
  2. 2. 決済代行会社がEC事業者さまの課金方式・売上方式、開発要件、審査・お見積などに必要な導入予定サービスの情報をヒアリング
  3. 3. 決済代行会社がEC事業者さまに対して、お見積を提示
  4. 4. EC事業者さまが決済代行会社に対して、お申し込み
  5. 5. 決済代行会社が決済代行会社の審査、決済機関(クレジットカード会社など)への審査を実施
  6. 6. 決済機関が決済代行会社に対して加盟店審査結果を通知
  7. 7. 決済代行会社がEC事業者さま専用の決済システム環境を構築
  8. 8. EC事業者さまが、決済システム環境と接続するためにECサイトを改修
  9. 9. 決済システムご利用開始

なお、EC事業者さまが導入になる決済手段の数やご要件に応じて、上述の工程や期間は変動します。

SBペイメントサービスが選ばれる理由

今回はクレジットカード決済代行サービスの導入方法と比較ポイントについて解説いたしました。繰り返しとなりますが、クレジットカード決済を導入なさるには、「クレジットカード会社との直接契約」か「決済代行会社との契約」のいずれかが必要です。決済代行会社と契約なさる場合には、必ず決済代行会社の比較を行いましょう。

SBペイメントサービスは、クレジットカードやコンビニ決済、キャリア決済、QRコード決済など、さまざまな決済手段に対応しており、一括で導入が可能です。また、システムの安定性や充実したサポート体制など、さまざまな面でEC事業者さまから支持をいただいております。

クレジットカード決済導入をご検討なさっている事業者さまは、ぜひ一度当社へお問い合わせください。

当社の決済代行サービス導入事例

導入事例1

メンズ・レディースウェアなどの企画・販売・製造を行う「アーバンリサーチ」は、全国約250のリアル店舗を運営しながら、ECサイトにも積極的に取り組んでいます。
同社では、これまでのマーケティングデータから、リアル店舗とECのどちらも利用する顧客のLTVが高いことがわかっています。これまで以上にオムニチャネル展開が必要とされる中、スマートフォンの利用が増えることを見越し、キャリア決済の導入を決定。そこでSBペイメントサービスが選ばれました。

会社名:株式会社アーバンリサーチ
利用決済手段:キャリア決済、クレジットカード決済、Yahoo!ウォレット決済、オンライン決済など

導入事例を見る


導入事例2

「さとふる」は、市町村、都道府県など地方自治体への「ふるさと納税(地域への寄付金)」を、申込み受付から決済までワンストップで提供しているサービスです。
自治体の寄付金を取り扱うためには、指定代理納付者として指定を受けなければなりません。そこで、セキュリティ面や抱負な事業実績が決め手となり、SBペイメントサービスが選ばれました。さらに、ふるさと納税は手続きが煩雑なイメージがあるため、利用者が簡単に、希望する決済手段を利用できることも評価されています。

会社名:株式会社さとふる
利用決済手段:クレジットカード決済、コンビニ決済、Pay-easy決済、キャリア決済

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導入事例3

オンラインゲームの配信や制作を行うガンホーゲームズにも、SBペイメントサービスのオンライン決済サービスが導入されました。
ガンホーゲームズでは、有料オンラインゲームやゲーム内で利用するアイテムを購入するために、専用の仮想通貨を購入する必要があります。さまざまなお客さまが一日中アクセスするWebサイトなだけに、複数の決済手段やわかりやすい操作画面は必須です。さらに、当社のシステムの安定性や処理性能、高いセキュリティ性が評価されたポイントになりました。

会社名:ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
利用決済手段:クレジットカード決済、プリペイドカード決済、電子マネー決済、キャリア決済など

導入事例を見る

SBペイメントサービスが選ばれる理由

今回はクレジットカード決済代行サービスの導入方法と比較ポイントについて解説いたしました。繰り返しとなりますが、クレジットカード決済を導入なさるには、「クレジットカード会社との直接契約」か「決済代行会社との契約」のいずれかが必要です。決済代行会社と契約なさる場合には、必ず決済代行会社の比較を行いましょう。

SBペイメントサービスは、クレジットカードやコンビニ決済、キャリア決済、QRコード決済など、さまざまな決済手段に対応しており、一括で導入が可能です。また、システムの安定性や充実したサポート体制など、さまざまな面でEC事業者さまから支持をいただいております。

クレジットカード決済導入をご検討なさっている事業者さまは、ぜひ一度当社へお問い合わせください。

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