クレジットカード決済の導入費用・手数料とは?導入方法や比較ポイントを解説

クレジットカード決済は決済手段の中で最もメジャーな決済方法です。クレジットカード決済を導入する際にどのような費用がかかるか気になる事業者さまも少なくないでしょう。当コラムではクレジットカード決済導入にかかる費用とクレジットカード決済導入による事業者さまのメリットについて解説いたします。

目次

クレジットカード決済とは

クレジットカード決済とは、カード発行会社が発行したクレジットカードの保有者であるお客さまの信用を基に商品やサービスの立替え払いを行い、後日お客さまがカード発行会社に代金をお支払いする決済手段です。一度に現金を用意することが難しい高額商品も手軽に購入することができます。

クレジットカード決済導入にかかる費用

ここからは、クレジットカード決済を導入する際にかかる費用に関して、代表的なものを解説いたします。

■クレジットカード決済導入時にかかる費用

項目 概要 費用の相場
初期費用 決済サービスを導入する際に必要な費用です。導入初月のみの請求となります。 無料~数十万円
月額費用 決済システムの利用料や運用に関わる毎月の固定費です。 数千円~数万円
決済手数料 決済金額に応じて発生する費用で、決済サービスごとに決済機関(クレジットカード会社や決済代行会社など)へ支払う費用です。 決済金額の3~10%
トランザクション費用 決済代行会社が決済処理を行う際に必要な費用です。処理の件数に応じて発生します。 1回の決済あたり数円~数十円

決済代行の手数料については、以下の記事で詳しく説明しております。

決済代行の手数料とは?必要費用や決済代行会社を選ぶポイントを解説 | SBペイメントサービス

クレジットカード決済を導入する方法

クレジットカード決済を導入する場合、クレジットカード会社と直接契約する方法と、決済代行会社を利用する方法の大きく2つに分かれます。それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。

クレジットカード会社と直接契約する

クレジットカード会社と直接契約する場合は、VisaやJCBなど、導入したいクレジットカードブランドを管轄する会社と個別に契約し、クレジットカード決済を導入します。クレジットカード会社と直接契約を結ぶため、手数料を抑えられるのがメリットですが、複数のクレジットカード会社の決済方法を導入するための手間や、管理する労力が増すというデメリットがあります。

決済代行会社を利用しない場合

決済代行会社を利用する

決済代行会社を利用すれば、各決済サービスを扱う会社とのあいだに立って手続きを進めてくれるため、クレジットカード決済導入における作業の手間や管理の煩雑さを軽減させられるというメリットがあります。また、複数のクレジットカードブランドを導入した場合でも、決済代行会社が集約して一括で売上を入金するため、売上入金管理が簡易に行えます。システム開発という面でも、決済代行会社のシステム開発のみを行うだけで良いため、手間を最小限に抑えて導入することが可能です。

決済代行会社を利用した場合

クレジットカード決済導入による事業者さまのメリット

お客さまにとっては手軽さと便利さが魅力のクレジットカード決済ですが、事業者さまにもメリットがあります。

メリット1 顧客数の増加

クレジットカード決済1つ目のメリットが、顧客数の増加です。クレジットカード決済を導入していないECサイトの場合、商品やサービスを購入するためにわざわざ銀行で振り込みをしたり、コンビニ店頭で支払いをしたり、お客さまの手間がかかります。
その一方で、クレジットカード決済を導入しているECサイトの場合、すぐに購入手続きが完了するので、お客さまの手間も減りクレジットカードのポイントが貯まるというメリットもあるため、お客さまは積極的にクレジットカード決済ができるECサイトを選ぶことが考えられます。
そのため、クレジットカード決済を導入することで顧客数の増加が見込めます。

メリット2 売上の拡大

クレジットカード決済2つ目のメリットが、売上の拡大です。高額商品を購入する際に、手元に現金がなくて、購入を断念するお客さまは少なくありません。そのため、クレジットカード決済であれば、現金を用意する必要がないため、お客さまが欲しいと思ったタイミングで商品やサービスが購入しやすくなります。結果として、ECサイトの売上を伸ばすことにつながります。

メリット3 代金未回収のリスク軽減

クレジットカード決済を導入すると、クレジットカード会社が立て替え払いを実施することになり、EC事業者さまの管理業務や集金業務の負担が軽減されます。代金が支払われない未回収リスクを軽減するほか、請求処理や返金処理などのコスト削減も見込めます。

メリット4 定期契約の継続率アップ

クレジットカード決済ならば、商品の定期販売やデジタルコンテンツといった月額料金の回収が、簡単に行えるようになります。お客さまにとっては都度支払う必要がなくなりますので、定期契約の継続率アップが期待できます。

クレジットカード決済導入による事業者さまのデメリット

クレジットカード決済を導入することでいくつかのデメリットがあります。それぞれ把握しておきましょう。

デメリット1 初期費用や決済手数料の負担

クレジットカード決済を導入するには、クレジットカード会社と直接契約する方法と決済代行会社を利用する方法があり、どちらの方法でも初期費用がかかる場合があります。また、商品・サービスの販売ごとに決済手数料を支払う必要があります。初期費用、固定費、維持費がどのくらいかかるか、事前に確認しておきましょう。

デメリット2 導入までの工数の発生

クレジットカード決済は、即日導入できるわけではありません。お問い合わせをいただいてから、EC事業者さまへのヒアリング後にお申し込みをしていただき、審査を行うことになります。また、少なからずECサイトの改修が必要ですので、開発工数もかかります。導入までに手続きがあり、作業工数が発生することを把握しておきましょう。

導入費用を比較するときのポイント

上記で紹介した各種費用に関しては、クレジットカード会社や決済代行会社ごとに金額設定が異なっています。初期費用が安い代わりに月額費用が高いところもあれば、月額費用は高くても決済手数料が低く設定されているなど、各社に特色があります。比較・検討して、EC事業者さまが理想とする費用に近い決済代行会社を選んでください。
導入費用を比較するときのポイントとしては、以下のようなものがあります。

初期費用無料・有料の違い

初期費用無料でサービスを提供している会社は、なるべくコストを抑えてECサイトを開設したい事業者さまにとって魅力的な存在です。初期費用無料の場合、注意したいポイントがいくつかあります。

初期費用が無料の会社の中には、利用できる機能や決済手段が限られていたり、サポート内容が簡易的だったりするところも見られます。また、手数料の金額が事業規模に関係なく一律の会社もあるため、中長期的な負担の考慮が必要です。 初期費用が有料の会社の中には、「事業規模に合わせて手数料を交渉できる」「機能の拡張性に優れている」「決済手段が豊富」「サポートが手厚い」といったメリットが得られるところもあります。

初期費用無料は確かに魅力ですが、長期的には初期費用が有料のほうがコスト面や利便性で優れている場合もあるでしょう。サービスの充実度を比較して、事業規模やビジネスモデルに適した会社を選ぶことをおすすめします。

入金サイクル

クレジットカード会社や決済代行会社は、独自の締め日と入金日を設けており、締め日までの売上額が入金日に事業者さまの登録口座へ振り込まれます。クレジットカード会社や決済代行会社を選ぶ際は、この売上の日から入金日までの入金サイクルも確認してみてください。

入金サイクルは、事業者さまの資金繰りに大きく影響します。なるべく早く売上額を振り込んでほしい場合は、入金サイクルが早い、あるいは入金サイクルを柔軟に設定できる会社を選ぶと良いでしょう。

クレジットカード決済については、以下の記事で詳しく説明しております。

クレジットカード決済の仕組みとは?売上が入金されるまで | SBペイメントサービス

導入までの日数

クレジットカード決済を導入できるまでの日数は、クレジットカード会社や決済代行サービスによって異なります。ECサイトの開設を急いでいる場合は、導入までの日数も重要な比較ポイントになるでしょう。

初期費用無料の決済代行会社は導入までの日数が短い場合が多く、最短で当日に導入できることもあります。一方で、初期費用有料や月額費用が設定されている会社は、問い合わせから導入までに1ヵ月程度かかる傾向があります。

オプションの内容と費用

クレジットカード決済には、継続課金やクレジットカード洗替サービス、3Dセキュア、不正検知システムといったオプションサービスが用意されています。これらのオプションをつけるには、クレジットカード会社や決済代行会社によっては、別途費用がかかることもあります。

そのため、導入時から必要な機能はもちろん、導入後に必要となる可能性のある機能もあらかじめ検討し、そのための追加費用も踏まえて会社を選ぶと良いでしょう。

お客さまにかかる手数料、クレジットカード決済導入における規約違反については、以下の記事で詳しく説明しております。

クレジットカード決済の手数料とは?導入費用や加盟店規約も解説 | SBペイメントサービス

クレジットカード決済導入の流れ

クレジットカード決済導入の流れ

クレジットカード決済導入の流れは、どのようになるのでしょうか。上の図は、SBペイメントサービスに決済代行を依頼した場合のおおまかな流れです。
まずは、お問い合わせフォームにて、法人名、取扱商材、導入時期といった情報を記入していただきます。課金方式、売上方式、決済システムについて、簡単なヒアリングをした後に、申込書をご送付いただいて審査に移っていきます。審査終了後に、利用開始となります。

SBペイメントサービスに決済代行を依頼した際の流れについては、以下のページで詳しく説明しております。

クレジットカード決済のメリット・デメリットを理解して、導入を検討しよう

クレジットカード決済の導入は、顧客の増加や取引単価の増加などのメリットがある一方、システム利用に関する費用が必要になります。その分の支出をしっかりと回収できる見込みがあるのか、十分に検討した上で導入したほうが良いでしょう。
導入の際も、サービスを提供している各社で金額設定などが異なりますので、それらを比較・検討することも大切です。

SBペイメントサービスの強み

当社のクレジットカード決済は、6大国際ブランドと呼ばれるVisa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club International、Discoverに加え、中国最大のブランドであるUnionPay(銀聯)にも対応しています。
また、当社は決済代行会社でありながら、VISA、MasterCard、銀聯の加盟店審査を行えるクレジットカード加盟店契約会社(アクワイアラ)という立ち位置も有しております。審査から決済サービスのご提供までをワンストップで行えますので、決済を含めた新規ビジネスの展開も柔軟にご支援させていただきます。

クレジットカード決済の導入をご検討のEC事業者さまは、ぜひ一度当社までお問い合わせください。

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