ECサイト・ビジネスモデル

ecforce(ecフォース)とは?主な機能や決済方法、メリットを解説

「ecforce(イーシーフォース)」は、ECサイトの構築に使える便利なツールや、きめ細かいサービスを用意しているECプラットフォームをお探しの方におすすめのASPカートです。ECサイトの運用にうまく活用することで、CVRの向上や売上拡大が期待できます。
そこで今回は、ecforceとはどのようなツールなのか、主な機能やメリット、デメリットを、料金プランとともに解説します。ほかのECサイト構築ツールとも比較しながら、自社にぴったりのECプラットフォームをお探しください。

目次

ecforceとは?

ecforceとは、株式会社SUPER STUDIOが提供する自社サーバー不要のASPカートです。ECサイトの立ち上げから運用、売上の最大化までに必要な機能が数多く搭載されています。スタートアップ企業や中小企業、大企業など、さまざまな規模のECサイトがecforceを導入しています。

なお、ecforceを導入しているECサイトの平均年商は2億円以上で、売上は1年間で平均230%増加(ecforce導入クライアント38社の1年間の平均データ、集計期間:2021年7月と2022年7月の対比)、継続率は99.7%です(事業撤退を除いたデータ、集計期間:2022年3~8月)。

ecforceを提供する株式会社SUPER STUDIOは、マヨネーズやスニーカー、猫砂など、自社D2Cブランドのプロダクトを数多く企画開発しており、メーカーとしての経験をECサイトの売上向上支援に活かしています。

ecforceの主な機能

ecforceには、ECサイトの運営に欠かせない機能や役立つ機能が数多く搭載されており、毎月平均で10~20個の新機能が追加されています。ここでは、ecforceの代表的な機能について見ていきましょう。

ECカート機能

ecforceには、ECサイトの作成や商品管理、受注管理といった基本的なECカート機能が完備されています。ECサイトのデザインはテンプレートを使うことも、自身でコーディングして自由にカスタマイズすることも可能です。

販売機能

ecforceの販売機能は、定期販売やセット販売にも対応しています。定期販売の商品をセット販売することもできるため、商品購入時にお客さま自身がセット商品の内容を自由に選択することも可能です。

LPO/EFO機能

ecforceには購入率を高める施策として、フォーム一体型LPや離脱防止機能、お客さまのアクションに対応できる商品オファー機能といったLPO(Landing Page Optimization:ランディングページ最適化)機能が用意されています。
また、チャット型入力フォームや1クリック決済の確認画面スキップなど、CVR向上につながるEFO(Entry Form Optimization:エントリーフォーム最適化)機能も利用できます。

CRM機能

ecforceには、売上集計や顧客管理機能はもちろん、定期継続分析やアトリビューション分析といったCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)機能も標準搭載されています。会員ランクに応じてポイントを付与したり、ステップメールを送ったりすることも可能です。

パーソナライズ機能

お客さまの購買データはもちろん、お客さまの個性を分析できるパーソナライズデータをお客さまと紐づけて一元管理することも、ecforceなら可能です。パーソナライズデータを活用すれば、お客さまの特徴や傾向をもとに、よりマーケティングの精度を高めることができるでしょう。

広告管理、分析機能

ecforceには、広告URLごとにCVRや継続率などのさまざまなデータを分析できる、広告管理および分析機能を搭載しています。
また、広告URLのA/Bテスト機能も標準搭載しており、デジタルマーケティングの運用に役立ちます。

ecforceのメリット

ecforceには、ECサイトの売上向上につながるメリットがあります。代表的な8つのメリットについて解説していきましょう。

シナリオ登録でオペレーションを自動化できる

ecforceは、自動シナリオを登録すると、受注内容が特定の条件に該当した際にメール送信や対応状況の変更といったオペレーションを自動で行ってくれます。この機能を使えば、特定の商品を購入した場合に、商品の使い方やセール情報などを記載したステップメールを配信するといったことが可能です。
シナリオ登録でオペレーションを自動化することにより、運用コストの大幅な削減と、オペレーションの品質向上というメリットが期待できます。

頻繁にシステムがアップデートされている

ecforceは、技術力の高いエンジニアによって月平均20~30ヵ所のシステムアップデートを30ヵ月連続で実施しています。常にECサイトが最適化されるというメリットがあることに加えて、新たな機能が追加されることもあります。

チャットボットやパーソナライズ機能などの最新機能を搭載している

ecforceを利用するメリットとして、さまざまな最新機能を搭載していることも挙げられます。例えば、チャット型接客ツール「talkmation」は、シナリオ設計型自動チャットと、自社ECサイトに訪問したお客さまの会話データを分析し、カスタマーサポート業務を効率化することが可能です。
また、パーソナライズシステム「1d color」は、ECサイトに訪問したお客さまへアンケート形式の質問を行い、そのお客さまの属性や購買、行動履歴などをもとに、一人ひとりに最適な商品を提案することができます。

広告の測定機能が優れている

広告の測定機能が優れていることも、ecforceのメリットのひとつです。ecforceでは、媒体ごとに専用の広告タグコードを設定した広告URLを発行できます。各広告URLは、CVRや継続率など、さまざまなデータを分析することが可能です。広告URLのA/Bテスト機能を活用すれば、ECサイト運用の成果をより高めることができるでしょう。

購買の分析機能が充実している

ecforceのメリットとして、購買分析機能の充実が挙げられます。売上分析や定期継続率分析、アトリビューション分析といった機能が課題点の分析に役立ちます。データにもとづく客観的な分析と改善を繰り返すことが、ECサイトの売上伸長につながるでしょう。

セット販売機能により購買を促せる

ecforceでは、2021年5月よりセット販売機能の提供が始まりました。セット販売を利用した定期販売も可能です。
この機能を活用することにより、事前に指定した複数の商品を組み合わせてセットで販売しやすくなります。顧客単価の向上や、クロスセルの実現を後押しする機能が標準搭載されていることも、ecforceの大きなメリットといえるでしょう。

多くのオンライン決済方法に対応している

対応しているオンライン決済方法が豊富にあることもeforceのメリットのひとつです。クレジットカード(一括・分割・リボ)、後払いのほか、PayPay、LINE Pay、Amazon Pay、楽天ペイ、PayPalなど、多彩な決済方法を選べます。お客さまの幅広いニーズに応えられるため、お客さまが希望する決済方法が用意されていないことによる機会損失を防げます。

サポート体制が充実している

ecforceには、ECサイト運営知識を保有するカスタマーサポート担当者から手厚いサポートを受けられるというメリットがあります。契約から導入後の運用段階まで、1ECサイトあたり平均6人の担当者がアサインされるため、ECサイト運用が初めてでも安心です。

ecforceのデメリット

ecforceは、魅力的なメリットが多い一方で、注意が必要な点もあります。デメリットについて理解し、他社のサービスと比較したうえで、導入を検討してください。

初期費用が必要

ecforceはいずれのプランでも、初期費用がかかるというデメリットがあります。その分、機能やサポートが充実しているため、初期投資に見合うコストパフォーマンスが見込めるかどうかを踏まえて検討することをおすすめします。
Shopifyなどのように初期費用なしで利用できるサービスもあるため、コストを抑えて運用開始したい場合は、併せて検討してもいいでしょう。

決済代行システムとの連携が必要

ecforceは、決済手段によっては決済代行システムとの連携が必要になることもデメリットのひとつです。導入を検討する際は、利用したい決済代行システムも併せて選定しておくと、スムーズに導入を進められます。

SBペイメントサービスではecforceへの決済導入も対応しております。

ecforceが対応している決済方法

ecforceと連携可能な決済手段は多岐にわたります。利用できる主な決済手段は次のとおりです。

<主な決済手段>

  • ・クレジットカード決済
  • ・後払い
  • ・代金引換
  • ・銀行振込
  • ・後払い決済(NP後払い、Paidy、コンビニ郵貯後払い など)
  • ・電子マネー決済(PayPay、Amazon Pay、LINE Pay、楽天ペイ など)

各種オンライン決済はもちろんのこと、後払いや銀行振込、代金引換といった決済方法にも対応しているため、クレジットカードを所持していない、またはECサイトでの利用を控えたいお客さまのニーズにも応えられます。

ただし、決済手段によっては決済代行会社との契約が必要な場合があるため、事前に利用したい決済手段について確認しておきましょう。

ecforceに決済機能を導入する流れ

ecforceに決済機能を導入する際、決済手段によっては決済代行会社への申込みと審査が必要です。各決済代行会社への申込みの前に、ecforceへの申込みやECサイトの構築を進めておくとスムーズでしょう。決済代行会社の審査が完了したら、購入試験を経てECサイトのリリースが可能になります。

ecforceで新規ECサイトを立ち上げる場合、専任のサポートが利用できます。また、ECサイトやLPの構築、初期設定はecforceの代行サービスを利用することも可能です。プランにより代行サービスの内容が異なりますので事前に確認してください。

ecforceでECサイトを立ち上げる際に、決済機能を導入する流れをまとめると以下のようになります。

ecforceに決済機能を導入する流れ

ecforceの公式サイトでは、ecforceへの申込みからECサイトのリリースまで、約1ヵ月という期間の目安が示されています。決済機能を導入する際には、早めに申込みをしておくことが大切です。

ecforceの料金プランは3種類

ecforceは「スタンダードプラン」「エキスパートプラン」「移行プラン」の3つのプランが用意されています。それぞれ初期費用と月額費用は、以下のとおりです。

ecforceの料金プラン(1年契約プラン)

スタンダードプラン エキスパートプラン 移行プラン
初期費用 14万8,000円 24万8,000円 要お見積り
月額費用 4万9,800円 9万9,800円 9万9,800円
サーバー 共用Webサーバー
リソース
専用Webサーバー
リソース
要お問い合わせ
対応受可能量 2,000件/月
  • ※2,000件超過時点で
    自動的にエキスパート
    プランへ移行
無制限 要お問い合わせ
利用可能機能 すべて利用可能 すべて利用可能 要お問い合わせ
サポート FAQサイト・メール FAQサイト・メール 要お問い合わせ
設定代行 初期対応 初期対応 要お問い合わせ
データ移行 不可 可能 -
その他費用 1受注につき30円の従量課金
  • ※2024年3月時点の情報です。

プランによって利用できるサーバーや対応可能な受注件数なども異なるため、それぞれの特徴を確認しておきましょう。

スタンダードプラン

スタンダードプランは、標準装備されている機能を使って、ECサイトの効率化や売上向上を目指したい方におすすめのプランです。
共用Webサーバーを利用し、1ヵ月で対応可能な受注件数は2,000件までとなっており、2,000件を超えた時点で自動的にエキスパートプランへグレードアップされます。

エキスパートプラン

エキスパートプランは、流通売上が数億円規模でも対応できるプランです。さらなる売上最大化を目指したECサイト運営ができます。
専用Webサーバーの利用が可能で、受注件数の制限はありません。

移行プラン

移行プランは、他社カートシステムからの移行を検討するECサイト向けのプランです。
2024年3月現在の時点で移行実績のあるカートシステムは、「たまごリピート」「リピスト」「サブスクストア」「リピートPLUS」「Shopify」「MakeShop」「futureshop」「ecbeing」「EC-CUBE」「ebisumart」「スマイルツールズ」となっています。
パッケージシステムやスクラッチシステムからの移行も可能です。

ecforceとShopifyはどちらがおすすめ?

ecforceの導入にお悩みの場合は、ほかのECサイト構築ツールと比較してみることをおすすめします。
ここでは、同じく代表的なECプラットフォームのひとつである「Shopify」と「ecforce」の料金や特徴を比較してみましょう。

ecforceとShopifyの比較

ecforce Shopify
初期費用 14万8,000円~ 不要
月額料金 4万9,800円~ 25ドル~
無料トライアル あり(期間は要お問い合わせ) あり(3日間)
サポート FAQ、コミュニティ、電話、メール、チャット(チャットはオプションサービス) FAQ、コミュニティ、24時間体制のチャットサポート
特徴
  • ・機能とサポートが充実しており、初心者でも安心
  • ・初期費用、月額料金ともに、ある程度のコストがかかる
  • ・初期費用不要で月額料金も負担が少ないため、誰でも手軽に利用開始しやすい
  • ・細かいカスタマイズにはHTMLとCSSの知識が必要
  • ・日本語対応していないアプリもある

ecforceの特徴

ecforceは初期費用がかかり月額料金もある程度必要ですが、その分機能も充実しており、サポートも手厚いため、誰でも安心してECサイト運用をスタートできます。初めてのECサイト運用で不安な方や、最新機能を活用しながら成果を狙いたい場合におすすめのサービスです。

ecforceは、セット販売などアップセル・クロスセルを後押しする機能や、1クリック決済、広告管理機能、分析機能などが充実しています。前述のとおり、決済代行会社と契約すれば多彩な決済手段を導入も可能です。

Shopifyの特徴

Shopifyは細かいカスタマイズには専門知識が必要だったり、一部日本語対応していないアプリがあったりするという注意点はありますが、いずれのプランも初期費用なしで利用できることが魅力です。ある程度ECサイト運用の知識があり、初期コストを抑えたい場合に向いているツールといえます。

Shopifyアプリや外部サービスとの連携により、さまざまな機能を追加できることもShopifyの特徴のひとつです。また、対応している言語・通貨が豊富で海外発送も可能なため、越境ECや海外通販にも使われています。

ecforceとShopifyにはそれぞれ異なる特徴があるため、ECサイトの目的やリソースなどに合わせて、自社に適したECサイト構築ツールを選びましょう。

Shopifyについては、以下の記事で詳しく説明しております。
Shopify(ショッピファイ)とは?機能や料金、メリットを解説 | SBペイメントサービス

ASPカートの概要や選び方については、以下の記事で詳しく説明しております。
ASPカートとは?利用するメリットと選び方のポイントを解説 | SBペイメントサービス

ecforceの決済導入はSBペイメントにお問い合わせください

ecforceは決済機能を内製していないため、決済代行サービスとの連携が必要です。SBペイメントサービスなら、業種やニーズに合わせて、多種多様な決済手段を組み合わせてご利用いただけます。
さらに、クレジットカード情報お預かり機能や、EMV 3DセキュアとAI不正検知による高度なセキュリティサービスなど、安心安全の決済サービスをご提供しています。
決済代行サービスの導入をご検討の際は、ぜひSBペイメントサービスへご相談ください。

よくあるご質問

Q.
ecforceの強みはなんですか?
A.
ecforceの主な強みは、ECサイトの構築・運営に求められる基本的な機能が充実していることです。具体的には、「シナリオ登録でオペレーションを自動化できる」「頻繁にシステムがアップデートされている」「多くのオンライン決済方法に対応している」「購買の分析機能が充実している」「広告の測定機能が優れている」「セット販売機能により購買を促せる」「チャットボットやパーソナライズ機能を搭載している」「サポート体制が充実している」といった点が挙げられます。
Q.
ecforceの月額費用はいくらですか?
A.
ecforceには「スタンダードプラン」「エキスパートプラン」「移行プラン」の3種類のプランがあります。月額費用はスタンダードプランが4万9,800円、エキスパートプラン・移行プランが9万9,800円です。このほか、1受注につき30円の従量課金が発生します。なお、初期費用はスタンダードプランが14万8,000円、エキスパートプランが24万8,000円です。移行プランの初期費用は個別にお見積りが必要です。
Q.
ecforceで利用可能な決済方法は?
A.
eforceで利用可能な決済方法は幅広く、一例としてクレジットカード決済、電子マネー決済(PayPay、Amazon Pay、LINE Pay、楽天ペイなど)、後払い決済(GMO後払い、NP後払い、ヤマト後払いなど)、コンビニ郵貯後払い、銀行振込、代金引換などが利用可能です。各種オンライン決済をはじめ、後払いや銀行振込、代金引換といった決済方法にも対応しているため、クレジットカードを所持していない方やECサイトでクレジットカードの利用を控えたい方にもECサイトをご利用いただけます。決済代行会社の利用が必要な決済手段があるため、事前に確認しておきましょう。

その他のご不明点はFAQ よくあるご質問をご確認ください。

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