オンラインショッピングやWebサービスの普及とともに、キャッシュレス決済の需要は急速に向上しました。お客さまが快適に商品やサービスを購入するために、多くのEC事業者さまにとってオンライン決済の導入は欠かせないものとなっています。
そこで今回は、オンライン決済のメリットやデメリット、特徴について解説します。
目次
オンライン決済とは?
オンライン決済とは、インターネットを利用する決済手段です。
現在、日本における代表的なオンライン決済は「クレジットカード決済」で、ほかにも「キャリア決済」や「コンビニ決済」、「ID決済」などがあります。
ECサイトの利用者が増加したことに加えて、近年はキャッシュレス決済が急速に拡大したこともあり、オンライン決済の導入はEC事業者さまにとって必要不可欠といえるでしょう。
また、オンライン決済は、実店舗の決済においても事前注文アプリやセルフオーダーシステムなどを通じて利用されるケースが増えています。
EC事業者さまにとってのオンライン決済のメリットとデメリット
オンライン決済を導入することで、EC事業者さまにとってどのようなメリットが期待できるのでしょうか。留意すべきデメリットと併せて解説します。
EC事業者さまにとってのオンライン決済のメリット
EC事業者さまがオンライン決済を導入するメリットとしては、お客さまの支払い利便性の向上による売上アップが期待できる点や、ECサイトの運用負荷やコスト削減につながる点が挙げられます。
お客さまの支払いの利便性が向上し、売上アップが期待できる
ECサイトで商品を購入しようとした際、普段使用する決済手段がなかった場合の離脱率は、以下の図のとおり60%以上です。利用しようとした決済手段がなければ、高い割合で購入前にECサイトを離れてしまうことがわかります。
出典:SBペイメントサービス株式会社「ネットショップで物品を購入する際の決済手段に関する調査の資料」のデータより作成
複数のオンライン決済を導入してお客さまの支払いの利便性が向上すれば、ECサイトからの離脱を防ぐことにつながり、売上や顧客満足度の向上も期待できるというメリットがあります。
決済代行サービスを利用すれば、EC事業者さまの負荷軽減につながる
EC事業者さまがクレジットカード会社などの決済サービス事業者さまと直接契約すると、新たにオンライン決済を導入したり決済手段を追加したりするための個別の審査やシステム開発などが必要となり、手間やコストが生じます。また、導入後の売上管理や返金処理などにも対応しなければなりません。
しかし、決済代行会社が提供する決済代行サービスを利用すれば、クレジットカード決済やキャリア決済などの各種オンライン決済をまとめて導入できるうえ、導入後の一括管理が可能になるというメリットがあります。ECサイトの運用負荷を軽減できるだけでなく、売上の未回収や不正取引のリスクの低減にもつながるでしょう。
クレジットカード会社と直接契約する場合と、決済代行会社を利用して契約する場合をまとめると、以下の図のようになります。
EC事業者さまにとってのオンライン決済のデメリット
オンライン決済の導入に関してEC事業者さまが注意すべき点は、以下の3点です。
- ・情報漏えいや不正利用などに対するセキュリティ対策が必要
- ・導入費用や決済手数料が生じる
- ・決済の種類によっては、現金化に時間が生じる
安心して利用できるオンライン決済を提供するためには、万全なセキュリティ対策が欠かせません。決済代行会社を利用する際は、導入コストだけでなくセキュリティ対策の充実度も重視することをおすすめします。
お客さまにとってのオンライン決済のメリットとデメリット
オンライン決済を導入することで、お客さまにはどのようなメリットとデメリットが生じるのでしょうか。お客さまに選ばれるECサイトを運営するために、あらかじめ確認しておきましょう。
お客さまにとってのオンライン決済のメリット
オンライン決済を利用できることで、お客さまは次のようなメリットを得られます。
- ・現金がなくても買い物ができる
- ・海外のサイトでも買い物ができる
- ・利用履歴を確認できて家計管理がしやすい
キャッシュレス決済が広く普及した現在、多くのお客さまにとってオンライン決済は利用できて当然のものという認識があるといえるでしょう。
お客さまにとってのオンライン決済のデメリット
オンライン決済を利用する場合、お客さまにとっては次のようなデメリットが生じます。
- ・個人情報流出や不正利用のリスクがある
- ・現金がなくても買い物ができるため、お金を使いすぎる可能性がある
個人情報流出や不正利用を防ぐためにも、EC事業者さまが万全なセキュリティ対策を提供することが大切です。
オンライン決済の種類とそれぞれの特徴
オンライン決済には、クレジットカード決済をはじめさまざまな種類があります。ここでは、7種類のオンライン決済の特徴について解説します。
クレジットカード決済
クレジットカード決済は、決済画面でクレジットカード番号や有効期限などを入力することで、商品やサービスの代金を支払う決済手段です。
SBペイメントサービス株式会社「【2021年版】ネットショップで物品を購入する際の決済手段に関する調査」(2020年12月)によると、さまざまな決済手段のなかで、
クレジットカード決済がECサイトで最も利用されています。そのため、クレジットカード決済の導入によって、売上向上が期待できるでしょう。
出典:SBペイメントサービス株式会社「ネットショップで物品を購入する際の決済手段に関する調査の資料」より抜粋
クレジットカード決済については、以下のページで詳しく説明しております。
クレジットカード決済の導入なら、決済代行のSBペイメントサービス
6大国際ブランドに対応
コンビニ決済
コンビニ決済とは、購入時に決済画面やメールで受け取る払込票番号を使って、全国の主要なコンビニエンスストアで代金を支払う決済手段です。コンビニ決済は、クレジットカード決済に次いで利用率の高い決済手段で、以下の図のとおり10代の利用者が多いという特徴があります。10代がターゲットのECサイトでは、積極的に導入したい決済手段だといえるでしょう。
出典:SBペイメントサービス株式会社「ネットショップで物品を購入する際の決済手段に関する調査の資料」より抜粋
また、入金時にリアルタイムでEC事業者さま側へ通知が届く点も、コンビニ決済のメリットです。
コンビニ決済については、以下のページで詳しく説明しております。
コンビニ決済代行サービスの導入ならSBペイメントサービス
全国の主要なコンビニエンスストア店頭でお支払いいただけて、どなたでも使える決済手段
キャリア決済
キャリア決済とは、各キャリア会社のIDおよびパスワードを使った認証によって代金を支払う決済手段です。簡単な操作で決済できるため、スマートフォンで決済するお客さまの利便性アップが期待できます。また、課金日や金額はEC事業者さま側で設定可能です。
なお、EC事業者さまが自社でキャリア決済を導入するためには、申込みや経理処理などがキャリア会社ごとに発生します。しかし、決済代行会社を利用することで、これらの手続きを一本化することが可能です。
キャリア決済については、以下のページで詳しく説明しております。
キャリア決済 | SBペイメントサービス
ソフトバンク、ドコモ、au3キャリア決済をまとめて導入!
ID決済
ID決済とは、PayPayやAmazon、楽天などの外部サービスに登録されたアカウントのIDとパスワードでログインして決済する決済手段です。スマートフォンのアプリを利用して、簡単に決済できるものも増えています。
クレジットカードを所有していない層の利用が見込めるほか、購入時の情報入力作業も少ないため、お客さまの決済途中の離脱の抑制を期待できるという特徴があります。
ID決済については、以下のページで詳しく説明しております。
PayPay(オンライン決済) | SBペイメントサービス
4,500万人以上のユーザーを保有
簡単で、安全なPayPay(オンライン決済)をご導入できます
Amazon Pay | SBペイメントサービス
Amazonアカウントを利用した簡単で安心な決済サービス
楽天ペイ(オンライン決済)V2 | SBペイメントサービス
ネット購買率の高い約一億人の楽天会員へリーチして売上向上を期待できる
後払い決済
後払い決済とは、購入した商品を受け取った後に、コンビニエンスストアや銀行などで代金を支払う決済手段です。購入時に情報を入力する作業が少ないため、購入手続き中のサイト離脱抑制が期待できるという特徴があります。
また、商品到着後に支払いができるため、初めて利用するECサイトでも安心して買い物ができる点も魅力です。
後払い決済の場合、与信審査や請求書の発行、代金回収などの業務を代行してもらえるため、EC事業者さまの負担も抑えられます。
後払い決済については、以下のページで詳しく説明しております。
NP後払い決済の導入なら、決済代行のSBペイメントサービス
後払い決済サービス業界シェアNo.1のNP後払いをご導入いただけます
銀行振込
銀行決済とは、ネット専業銀行やインターネットバンキングなどを利用して代金を支払う決済手段です。
なかでも「Pay-easy(ペイジー)決済」は、都市銀行や地方銀行、信用金庫、信用組合、JAバンクなどの多くの金融機関で利用できます。そのため、クレジットカードを保有していないお客さまや、クレジットカードの利用頻度が低い層の集客が期待できるという特徴があります。
Pay-easy決済については、以下のページで詳しく説明しております。
Pay-easy決済 | SBペイメントサービス
全国ほとんどの金融機関のATM・インターネットバンキングでお支払いいただける、かんたん便利な決済手段
電子マネー決済
電子マネー決済とは、現金を事前にチャージして商品やサービスを購入する決済手段です。代表的なものとしては、交通系電子マネーの「Suica」や、流通系電子マネーの「楽天Edy」「nanaco」「WAON」などが挙げられます。
電子マネー決済は利用上限額が決まっており、比較的少額の決済を行う際の利用が想定されるという特徴があります。
原則、お客さまがあらかじめチャージした金額よりも高額な決済はできないため、EC事業者さまの代金未回収リスクが低い点もメリットです。
電子マネー決済については、以下のページで詳しく説明しております。
電子マネー決済 | SBペイメントサービス
楽天Edy決済、モバイルSuica決済をお支払い方法とした決済手段
オンライン決済手段については、以下の記事やページで詳しく説明しております。
【業種別】導入すべきオンライン決済手段まとめ
【業種別】導入すべきオンライン決済手段まとめ
代表的な5つのオンライン決済手段の特徴と業種別に導入すべきオンライン決済手段を紹介します。
オンライン決済サービス・決済システム導入ならSBペイメントサービス
貴社ニーズに合わせたオンライン決済サービスをご提供いたします。決済代行会社をお探しであれば、是非ご検討ください。
SBペイメントサービスが選ばれる理由
SBペイメントサービスは豊富な導入実績を持つ決済代行サービスで、クレジットカード決済はもちろん、キャリア決済やコンビニ決済、後払い決済、PayPay(オンライン決済)など、さまざまな決済手段に対応いたします。
ECサイトやオンラインゲーム、オンラインレッスン、オンライン診療、サブスクリプションサービスなど、業態やニーズ別にオンライン決済を組み合わせてご利用いただくことが可能です。
オンライン決済の導入を検討中の場合は、ぜひSBペイメントサービスまでご相談ください。