環境省

券売機で入園券を買うことなく直接入園ゲートに行き、ゲートに交通系ICをタッチするだけで入園。ゲート決済が新宿御苑の入園券購入時の行列を解消。

インタビュー対応:
環境省自然環境局 新宿御苑管理事務所 庶務科長 矢﨑 孝治さま

※サービス名、所属部門、役職名などは2022年12月時点の情報です。


事業内容

新宿御苑は、400年を超える歴史があり、江戸の大名屋敷から農事試験場、皇室庭園、国民公園など、さまざまな役割を担ってきました。現在は、環境省が新宿御苑の維持管理・整備などを行っており、素晴らしい自然や歴史的遺産を継承する庭園として、人々に愛されています。年間来園者数は169万人(2022年実績)で、園内には庭園を見渡せるレストランやカフェが併設しており、若者から高齢者まで幅広い年代の方に来園いただいています。


SBペイメントサービスの決済サービスの導入を検討された背景を教えてください。

おかげさまで、桜が咲く時期は1日8万人もの方に足を運んでいただく日もあり、入園ゲート前には⾧い行列ができて、密になることや、近隣の住民の方のご迷惑になることが前々から課題でした。ちょうど入園ゲートの機器更新のタイミングがあり、新たに導入する機器の調達をする際に、行列を減らすための効果的な提案を事業者に募りました。その結果、自動改札機などの製造を行う日本信号株式会社の入場ゲートと、ゲートに対応するSBペイメントサービスの決済サービスに決定しました。


SBペイメントサービスの決済サービスを導入した効果や、反響はいかがでしたか。

2022年11月1日より、新宿門・大木戸門・千駄ヶ谷門のすべての門において、通常のゲートの一部をSBペイメントサービスの決済サービス(ゲート決済)に変更した運用を開始しました。現在、休日には約25%の方がゲート決済を利用して入園されています(11月23日時点)。実際にゲート決済で入園された方から、SNSで「シンプルですが、素晴らしい」「入場がちょっと早くなって嬉しい」「スマート」などの称賛する声をいただいたり、ニュースにも取り上げられたりするなど大きな反響がありました。ゲート決済により「券売機に並んで入場チケットを購入する」時間を省略できたことで、入園時の行列を減らすことに繋がりました。

今後の新宿御苑のサービス展開、展望について教えてください。

現在、ゲート決済で使える決済手段は交通系ICのみですが、今後、QRコード決済やクレジットのタッチ決済などを追加して、直接入園する際の選択肢を増やすことを視野に入れています。結果として、スタッフの人件費の削減にも繋がると想定しています。また、これまでも新宿御苑では桜や菊、紅葉の時期に夜のライトアップを行ったり、午前7時から早朝開園して、事業者主催のヨガ教室やランニング教室を開催するなどのイベントを実施してきましたが、12月3日には新宿御苑の歴史と文化をわかりやすくお伝えする展示施設として、「新宿御苑ミュージアム」を開館しました。今後も、素晴らしい自然と歴史的遺産を守りながら、新たな魅力を創出して、多くの皆さまに楽しんでいただければと考えております。

SBペイメントサービス営業担当者からのメッセージ

新宿御苑は大都会にありながら、四季折々の自然を体験できる、素晴らしい庭園です。ストレスなくスムーズに入園されることは、来園者の皆さまの顧客体験の向上につながると考え、本サービスの提案、導入を進めてまいりました。本サービスの導入によって、来園者の皆さまが便利に感じていただき、環境省さまはじめ、施設運営を担われる皆さまの業務効率化につながったことを嬉しく思います。今後も、キャッシュレスを通じ、新宿御苑の利便性向上に貢献していけるよう、提案・サポートに努めてまいります。

SBペイメントサービス株式会社
営業本部 OMO営業部 営業課 課長
企画推進本部 リアルマーケット推進部 営業課 課長
渡辺 英郎

ご利用の決済サービス

※本サービスは、日本信号株式会社が提供するゲートを利用しています。

※「QRコード」は、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

お客様プロフィール

会社名 環境省
施設名 新宿御苑
URL https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/

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