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オンライン決済の一括審査を採用し、歯科業界のキャッシュレス化を加速

株式会社SCOグループ 取締役副社長 兼 執行役員 田丸 暉さま

企業情報

テクノロジーで「105年活きる」を創造する。をビジョンに、歯科医療プロセスの革新に取り組む企業です。メディカルテック、決済サービス、ファイナンス・リースの3事業を展開し、全国約1万4000の歯科医院との信頼関係を構築。口腔の健康が全身の健康の基盤と考え、AIを活用した経営支援で歯科医院と患者の信頼関係構築を支援します。現在の医療制度の制約を超え、患者本位の医療を実現するためイノベーションを推進します。独自のAI開発や国立大学と連携をしたゲノム診療の研究も進めています。歯科医療を起点に、日本の健康増進に貢献する未来を創造します。

対象サービス

概要

  • 導入ソリューション

    • オンライン決済サービス
  • 導入決済手段

    • クレジットカード決済
  • 従業員数

    • 100人未満
  • 業界

    • メディカルテック事業
  • 課題

    • ・通常、キャッシュレス決済の導入には数週間の審査期間を要し、システム接続の労力もかかるが、導入を急いでいた歯科医院が多くあった
    • ・これまで歯科業界には「保険治療にはキャッシュレス決済は使えない」というイメージがあった
  • 解決策

    • ・審査からシステム接続までの期間を大幅に短縮するため、SBPSの多数の加盟店を一括で審査する仕組みを採用
    • ・厚生労働省の判断と日本歯科医師会との連携で、歯科業界のキャッシュレス化を促進
  • 効果

    • ・約7000医院に1カ月足らずでオンラインのクレジットカード決済を導入し、現在約1万4000医院のキャッシュレス化を最短1週間程度で実現
    • ・「Pay Light Plus」によりスマホ一つでさまざまな決済ができるようになったのは歯科業界初

歯科業界向けにメディカルテック事業や医療決済事業を展開するSCOグループは2022年、同社が提供する「Pay Light Plus(ペイライトプラス)」に、SBペイメントサービス(SBPS)のオンラインクレジットカード決済を導入した。導入当初は、SBPSの多数の加盟店を一括で審査する仕組みを活用することによって、約7000件の歯科医院に、1カ月足らずでオンラインクレジットカード決済を提供したという。現在は、最短1週間程度で新規加盟店の導入ができるようになっており、2024年11月時点で、加盟店数は約1万4000医院に増加している。SCOグループの田丸暉取締役副社長は「歯科業界のキャッシュレス化が加速している」と話している。

歯科業界のDX推進を加速

SCOグループが展開している「Pay Light」は、歯科業界向けメディカルテックサービスだ。患者さんが歯科医院の予約や会計をスマホでできる「Pay Light Plus(ペイライトプラス)」や、AIが歯科医院の電話受付をする「Pay Light Call(ペイライトコール)」、開業支援サービスなどを提供している。

「Pay Light Plus」は、歯科医院の受付で患者が決済手段を選択し、自分のスマホに通知してオンライン決済ができる。スマホ一つでさまざまな決済ができるのは歯科業界初だという。
キャッシュレス決済サービス「Pay Light Cashless(ペイライトキャッシュレス)」は、歯科医院向けに、決済端末で、クレジットカード決済や電子マネー決済、コード決済などの支払い方法を提供するサービスだ。

SCOグループによると歯科業界は、FAXでのやり取りや現金払いがまだまだ一般的で、デジタル化が一歩遅れている側面があるという。インプラントなどの自費診療のニーズが高まり高額な支払いをする機会が増えているのに、クレジットカードが利用できない医院が多いというのが、業界の課題となっていたそうだ。

「治療する目的があって初めて歯医者に行く」という日本の慣例も、大きな課題になっているそうだ。日本全体で口腔疾患は減少傾向にあるものの、成人の約7割が歯周病に罹患しているという。進行した歯周病のある人の割合は改善していないため、定期的に歯科医院へ足を運んでもらう必要性があるとしている。

SCOグループでは、自社プロダクトの開発・提供を進めることによって、国民の健康意識をますます高めていきたいという。国民一人一人が、歯科医院に足しげく通える世界観を目指しているという。

厚労省の通達とSBPSが両輪で後押し

クレジットカードの加盟店登録やキャッシュレス決済の導入の審査は通常、登録1件ごとに行うため、審査の承認が下りるまでに数週間かかるケースもあるという。システムの接続などに、労力もかかるそうだ。SBPSの一括審査の仕組みを使うと、最短1週間程度で決済が使えるようになるという。

クレジットカード決済の導入を急ぐ歯科医院が多かったため、SBPSでは、一括で多数の加盟店を同時に審査する仕組みを活用し、審査を行った。SBPSのオンライン決済サービスを採用した当時、約7000医院あった「Pay Light Plus」の加盟店を、1カ月足らずで審査したとしている。その後も、月間400~500件のペースで、新規の歯科医院の加盟店の審査を行っているそうだ。現在では、約1万4000医院が加盟店となっている。

田丸副社長によると、SBPSのオンライン決済サービスを導入したことが、歯科業界全体のキャッシュレス化に貢献したという。「これまで、『保険治療にはキャッシュレス決済は使えない』というイメージがあった。2023年9月に厚生労働省は、『キャッシュレス決済を利用することは差し支えない』という判断をしたことによって、保険診療でキャッシュレス決済の導入が進んできた。厚労省の判断と、SBPSのスピーディーな審査が、歯科業界のキャッシュレス化を後押ししている」(田丸副社長)と話す。

日本歯科医師会も、SCOグループと連携し、歯科業界のキャッシュレス化を推進している。「Pay Light Plus」を導入した歯科医院では、キャッシュレス決済ができることをPRした結果、新規の患者の獲得にもつながっているという。

  • ※サービス名、所属部門、役職名などは2024年11月時点の情報です。

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