「AI不正検知」を活用して不正傾向を分析し、傾向に応じた対策を行うことで、ブランド価値の構築やお客さまの信頼感を向上。
インタビュー対応:
株式会社ケイシイシイ ダイレクトマーケティング部 CS課 マネージャー 続 健児さま
※サービス名、所属部門、役職名などは2022年8月時点の情報です。
株式会社ケイシイシイは、スイーツ・冷凍食品販売の「小樽洋菓子舗ルタオ」をはじめ、複数の和洋スイーツブランドを展開しています。EC販売においては、自社ECサイトだけでなく、楽天市場、Amazon、LINEギフトにも参入し、おかげさまでLINEギフトでは配送ギフトランキングで「ドゥーブルフロマージュ」が1位を獲得しました。コロナ禍による巣ごもり需要の影響により、EC事業は2020年には前年対比140%、2021年には前年対比130%と順調に拡大しています。ルタオのスイーツは、もともと自分や家族のために購入する「自家需要」が高かったのですが、人との接触を避けたり、直接会いに行けない状況が続く中で、「いつもより少しいいものを贈ろう」と近年では「ギフト需要」が高くなっている傾向にあります。
不正利用対策に関してはもともとあまり知見がなく、売上は右肩上がりにも関わらず、ノーガード状態でECサイトを運営している状況でした。2021年春ごろに、3か月で数百万ほどの複数のチャージバックが発生し、危機感を抱いてSBペイメントサービスの中野さんに何か良い対策はないか相談しました。当初は3Dセキュアの導入を検討していましたが、ルタオの顧客は高齢者層が多い傾向にあるため、3Dセキュアのパスワードが分からないなどによるお客さま離れを懸念し、当社が利用するebisumartとも連携している「AI不正検知」のアドバンストプランを導入することにしました。
2022年5月に「AI不正検知」を導入したところ、それ以降のチャージバック発生が0になり不要な支出を大幅に削減できています。「AI不正検知」の管理画面上で決済ごとの状況がリアルタイムに確認できるのも簡単で気に入っています。管理画面を定期的にチェックして不正傾向の分析を行い、海外からの不審なアクセスをシャットアウトするなど自社の不正傾向を踏まえた不正利用対策を行っていくことにより、セキュリティに対する意識も高まりました。結果としてブランド価値の構築やお客さまの信頼感の向上にも繋がっています。「AI不正検知」を導入する際、ebisumartとのシステム連携や費用感など右も左も分からない状態でしたが、中野さんが親身に分かりやすくサポートしてくださり、検討から2か月弱でスピーディーに導入することができました。導入後も困った際は迅速に対応いただいており、今後もブロックのルール設定など定期的なチューニングを行って精度を上げていく予定ですので、引き続きアドバイスをいただけると心強いです。
自社ECサイトをより使いやすく、買いやすいものに進化させるために日々取り組んでいます。コロナ禍でソーシャルギフトであるLINEギフトが急拡大している背景もあり、自社ECサイトで「ルタオeギフト」として道内の企業の中でもいち早くソーシャルギフト機能を取り入れ注力しています。ソーシャルギフトは、住所を知らない相手にも、LINEやSNS・メールなどで気軽にギフトを贈れるサービスです。今後、会員登録や画面遷移をより簡素化して若年層を取り込んでいきたいと考えています。自社でソーシャルギフトのノウハウを構築し先導していくことで、ソーシャルギフト市場の拡大の一端を担っていくとともに、ブランド認知を高めていきたいです。さらに、お客さまの利便性の向上のため、PayPay(オンライン決済)やau PAY(ネット支払い)などのQRコード決済の導入を検討しており、決済手段の拡充を図っていく予定です。
コロナ禍でECの需要が高まるとともに、EC事業者さまのお困りごとも増えている中、ケイシイシイさまにAI不正検知を導入いただき、効果としてチャージバックが減少したことで、「少しでもお力になれたのかな」と嬉しく思っております。クリスマス、バレンタイン、ホワイトデーなどのイベント繁忙期でもAI不正検知の効果が発揮出来るよう、ルール設定等のチューニングをケイシイシイさまと一緒に行っていければと思います。引き続き、安心してECを運用していただけるよう、またその他にもお困り事が出てきた際は、解決に向けてサポート出来るよう、努めてまいります。
SBペイメントサービス株式会社
営業本部 営業4部 西日本営業課
中野 美玖
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