2012年12月、スマートフォン市場No.1を目指す「アメーバ」と、共通ポイント流通最大手「Tポイント」が提携を発表した。
この提携に寄与したのが、決済サービス最大手のSBペイメントサービスだ。
3社の狙いと提携による効果を聞く。
※2013年2月18日発売「週刊東洋経済」掲載の事例より転載。所属部門、役職名等は掲載時点のもの。
サイバーエージェントが運営するスマートフォン(スマホ)向けコミュニティ&ゲームSNS「アメーバ」が、スマホ市場の拡大を背景に急成長している。
もともとアメーバは、パソコンやフィーチャーフォン向けにブログやアメーバピグ(アバターによるコミュニケーションサービス)などのWEBサービスを提供していた。
しかし、スマホ市場のさらなる拡大を見込み、11年ごろから社内リソースをスマホ向けに集中。
12年6月には、スマホ上のコミュニティとソーシャルゲームプラットフォームとして、スマホ向け「アメーバ」をリリースし、サービスの転換を図っている。
1月の会員数は655万人と10月比で219万人増を記録。
スマホ内の仮想通貨「コイン」の利用額も12月単月で8億円規模に増加した。
そのアメーバが12年末、日本最大の共通ポイントサービス「Tポイント」との提携を発表した。
スマホ向け「アメーバ」では、ソーシャルゲームなどのサービスを利用する際に、「コイン」と呼ばれる仮想通貨を使用している。
コインは、購入することもできるし、ゲームをしたり、友達をアメーバのサービスに誘うことなどで増やすことができる。
今回の提携は、アメーバでコインを購入する際に、105円(税込)につきTポイント1ポイントが付与されるというものだ。
貯めたTポイントはアメーバ上でコインに交換できるだけでなく、ほかのTポイント提携店舗で1ポイント=1円で使用できる。
今回の提携の狙いを、サイバーエージェント取締役の小池政秀氏は以下のように語る。
「プラットフォーム事業では、いかに仮想通貨の流通規模を大きくするかが重要になります。
そこでさまざまなポイントサービスで付与されるポイントを、アメーバコインに交換できるようにすることが、アメーバのユーザー数増につながるのではないかと思い至り、この度Tポイントを導入することにしました」。
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システム提供(Tポイント)
会社名 | 株式会社サイバーエージェント |
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サイト名 | Ameba |
URL | http://www.ameba.jp/(PC) https://s.amebame.com/(スマートフォン) |
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